幼稚園年長から小学校低学年。この時期の子どもたちの世界は、自分にだけわかる「つなげ方」が許された世界と言えるでしょう。何かと何かの「つながり」を誰かとわかり合えなくてもいい。自分自身の内側でわかっていれば問題はない。荒唐無稽だろうが奇想天外だろうが何でもアリ。子ども自身の世界観で成り立っている豊かなファンタジーの世界と言えます。
自分自身の内側から始まるファンタジーの世界で、好奇心や冒険心のおもむくままに、自由に思いっきり遊ぶ。奇抜で突飛な発想や壮大な空想で、いろいろな「つながり」をつくり続ける。
9歳前後に迎える大転換期。「自分以外=他者」の存在を意識できるようになる。自分の世界が外側へ広がっていく。まさにそんなタイミングで始まる系統学習。「誰かと共有できる」論理と出会う。いままで、ファンタジーの世界で、たくさんの「つながり」をつくれた子は、すでにある「つながり」だけに縛られず、自分で新しい「つながり」をつくることができる。進学準備教育、高等教育に出会ったときも同じ。知識に縛られず、自由に学び続けていくことができる。
だからこそ、大転換期前― 幼稚園の年長から小学校低学年にかけての時期。日能研の低学年では、ファンタジーを大切にした学びを展開しています。
教科という学び、系統学習は4年生からで充分。低学年だから出会ってほしい、学びを楽しめる自分。「感じる」「考える」「表現する」を、じっくり、ゆったり、たっぷり。この豊かな学びの時間があるから。それからの学びへ。進学後の学びへ。高等教育の学びへ。未来につながるチカラへ。
PISAが求めるチカラ、世界へつながる学びは、ここから始まっています。