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親と子の栄冠ドラマ -中学入試体験記-

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自分の力で掴んだ合格

  • 年度:2019
  • 性別:男子
  • 執筆者:
千葉県在住で共学希望の息子の第一志望は渋谷教育学園幕張中学校。そして、第二志望は市川中学校。
この志望校は通塾を始めた3年生の頃から変わりませんでした。
しかし、5年生の春、日能研のスタッフの方から、都内の男子校ですが、麻布中学校は彼に合っていますよ!!とのアドバイスをいただき、文化祭へ行きました。
今まで行った文化祭ではほとんど興味を示さなかった息子が、麻布の文化祭では、目をキラキラさせながら、
自分から動き、見て回っていました。本当に楽しそうで、息子に合っているんだなぁと感じました。
そこから麻布は都内の第一志望校になりました。

そうして始まった埼玉入試。栄東中学校(栄東A・栄東東大Ⅰ)、そして江戸川学園取手中学校と立て続けに合格をいただき少し気のゆるみもあったのか、両親、そして本人も合格するはず、と思っていた市川が、まさかの不合格。
東邦大学付属東邦中学校には合格したものの、第一志望の渋幕も不合格。
私もかなり落ち込み、もちろん本人も相当落ち込んだと思います。
プライドが高く、弱い姿を見せたくない息子は、家では平然としていましたが、日能研でスタッフの方に声をかけていただいた時には涙を流していたそうです。
私も辛く、眠れぬ夜を過ごしました。しかし、まだ終わったわけではなく、これからの麻布、渋幕2次に向けてやれる事は全てやる!と気持ちを切り替えました。

今まで渋幕の過去問をメインに取り組んでいたため、麻布はまだ2年分しか出来ていませんでした。
でも、あと1週間、悔いの残らないように、出来る限りの事はやり切ろうと思いました。
麻布日特に行っていたおかげで、麻布の問題は解き易いと言っていました。ならば算数だけでもと思い、10年分×2回やりました。あまり自分から進んで勉強する子ではなく、スイッチも入らないまま突入した入試でしたが、この1週間だけは過去問と真剣に向き合っていました。

自分はこれだけやり切ったんだという自信を胸に迎えた1日当日。
入試に向かう途中の電車が線路点検のため止まってしまいました。予定より20分~30分遅れての到着だったため応援場所には行けませんでしたが、校門で日特の先生に会え、握手していただき会場へ。
そして試験後、満足気な表情で出てきました。

3日。午前中に渋幕2次の不合格をネットで見てから麻布へ。そして掲示板には、息子の番号が!!
最後に自分の力で掴んだ合格。やはり、最初からご縁のあった学校だったのだ、と感じました。
最後の1週間、頑張って良かった。本当の意味で一番勉強した1週間でした。

来年以降受験される皆さん。本当に、最後の最後まで伸びます。あきらめないで下さい。
最後に、日能研スタッフの方々、いつも励ましの言葉をいただきありがとうございました。
特に入試期間中は、本当にお世話になりました。塾では良い仲間と出会うことが出来、3年間楽しく通塾出来ました。息子も、私も日能研で本当に良かった、と心から思っています。ありがとうございました。
今後も寄せられたドラマを、各カテゴリーに随時アップしていきます。
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