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親と子の栄冠ドラマ -中学入試体験記-

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第一志望合格の伝え方

  • 年度:2016
  • 性別:男子
  • 執筆者:
2月2日、息子を受験校に送り届けた後、
第一志望の海城中学の合格発表を夫婦で見に行きました。

前日の試験後、
得意のはずの「算数と理科が難しかった・・・」とか、
「理科はケアレスで大問一つ全部落とした・・・」とか、
でも苦手なはずの「国語が結構できた!」とか、
いまいち分かりにくい反応だったので、
私は開き直って「明日もう一回でもいいよ!」と、思わずつぶやいて海城中学の校門を入りました。

9時を少し過ぎていたので、遠くからでも既に番号が掲示されているのが分かりました。
妻と二人、ドキドキしながら掲示されている吹き抜けの場所に近づいて行くと、10人ほどの人垣と、
割と遅い番号だったので、なかなか番号が確認できません。
見えないなぁ・・・と思っていると、突然妻が「ひゃあぁ!」と奇声を発し、抱きついてきました。
えっ、受かったってこと?と思い、必死に番号を探すと確かにありました。息子の番号が!
2人で肩をポンポン叩き合って感動に浸りました。

とりあえずこの感動を誰かに!と思って、こちらも試験期間中で家にいる、高校1年の兄に電話しました。
心配しているかと思いましたが、まだ寝てました・・・。

感動さめやらぬ中、入学手続きを済ませてから息子が試験中の学校へ戻りました。
ほどなく試験が終わって、玄関前で息子が出てくるのを待っている間、妻と二人で、はたしてどうやって息子に
海城合格を伝えようか?
ちょっと意地悪して、しばらくそのことに触れないようにしようか?など、合格の伝え方を相談していると、
息子から妻に「結果どうだった?」とメールが。
こちらもやはり番号が遅くて、なかなか出られなくてしびれを切らしたかな?と思い、やっぱり黙っているのもかわいそうなので、
すぐに「海城合格したよ、おめでとう!」と、普通にメールを返しちゃいました。

すぐ近くにいるのにメールで合格を知らせるなんてなんだかなぁ・・・。と思っていると、しばらくして息子が
玄関から出てきました。
改めて「おめでとう!」と肩を叩くと、
「オレ、ほんとに受かったの?」と、なんだか怪訝そうな感じ。
「どうしたの?」と聞くと、携帯の電源を入れると、何やら兄からメールが来ていたとのこと。
メールを見ると「海城中学合格おめでとうございます。名言を残すなら今です!」という内容。
私が「なにこれ、いやに丁寧で、ちょっとふざけてて、なんか嘘っぽいね」と言うと、
息子が「そうだよ!アニキ、オレをだまそうとしてるのかと思った!」って、
「それで、お母さんに確かめようと思って」って、
なるほど、それで慌ててメールしてきたってことなんだ・・・。

その後、兄と合流してお昼を食べていたとき、
「なにあのメール、いやに丁寧で嘘っぽくない?」と言うと、
「え? なんで? 普通におめでとうってメール出しただけだけど・・・」と、どうやら悪気はなかった様子。

でも兄よ、よく考えろ・・・。なんで親より先に弟に第一志望の合格を知らせるんだ?
おかげで感動のはずのシーンが、なんかちょっとビミョーな感じになっちゃったじゃないか・・・。
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