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親と子の栄冠ドラマ -中学入試体験記-

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2月2日の夜

  • 年度:2017
  • 性別:男子
  • 執筆者:
2月2日の夜、本命の慶應普通部に落ちて息子は泣いていた。
丸3年の努力が報われなかった。
まるで33年前の2月2日、中学受験で1日の本命校に落ちた後の自分を見ているようだった。
「息子よ、まだ終わっていないぞ」

翌3日にダブル出願していた私の母校暁星か、もう一度「慶應」中等部にトライするかを話し合った。
今日受けた青山学院は受かっている保証はなかった。
慶應中等部に落ちたら担保は何もない。
でも私は青山学院に受かっている自信があった。

毎週カリキュラムテスト、日能研全国公開模試が終わった後、答え合わせをする前に「出来た」か「出来なかった」かを息子に聞いていた。
「出来たよ」と答えたときは間違いなく成績が良かったし、「出来なかったよ」と答えたときは大概悪い成績だった。
一方「難しかった」「簡単だった」は偏差値とリンクせず、あまり当てにならなかった。
1月受験でも「出来た」と答えた学校は全て受かっていた。
青山学院が終わった後、息子は「出来たよ」と言った。
この経験値こそが慶應中等部受験の決め手となった。

4年生時の平均偏差値が53、5年生時が55だった。
私の母校暁星は偏差値56だったので、2月3日は暁星に決めていた。
33年前に私が奇跡的に合格を勝ち取ったので何か縁起がいい気がしていた。
ところが、6年生になり息子の偏差値は半年で60を超え年末には66になっていた。
その時、絶対無理だったと思っていた慶應中等部という学校が頭に浮かんだ。
通室教室の先生に相談したところ「両方出願して直前に決めたらどうですか?」と言われた。

本命は慶應普通部だった。
しかし受けるにあたり、致命的な弱点があった。算数と理科が難しすぎる。
4年生から勉強を教えてきた私が解答解説を見ても全くわからなかった。しかも基本問題が一つもなかった。
仮にふり返りをしてその問題が解けるようになっても、同難易度の違う問題が出たら絶対に解けない。
理科も植物の問題が多く出るが、画像問題が多く出題内容によっては全く分からなかった。
いくら得意科目でもこれでは差がつかない。

普通部の過去問を4教科、10年分解いたが、最低ラインと言われる65点平均には2年分しか届かなかった。
得意の算数も90点とった年もあったが、14点の年もあった。かなりリスクが大きい。
比較的易しい問題を確実に解く中等部の方が可能性がある気がした。
明日は慶應中等部にトライしようと決めた。

2月3日の朝、息子は前夜の号泣が嘘のようにけろっとしていた。
「これはいける」

慶應中等部の筆記試験中にインターネットで青山学院の合格を知った。
そして筆記試験が終わった後、息子は言った。
「今日は出来たよ!」
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