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親と子の栄冠ドラマ -中学入試体験記-

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算数を得意だと言えるようになった娘の受験

  • 年度:2023
  • 性別:女子
  • 執筆者:
娘が5年生に上がってから段々と塾へ行くのを嫌がるようになりました。
原因はいくつかあったのですが、原因の一つに「算数の先生が怖い。」というものがありました。
4年生の時から同じ先生なのですが、一度算数の先生が教室で激怒し(娘にはそう感じたようです)教室から出ていってしまうということがあったそうです。
幼稚園・小学校とそんな経験をしたことがなかった娘。その日は初めて塾から泣いて帰ってきました。
その事があってから、算数がある日は動悸がしてしまったり、準備をしても家からどうしても出られなくて終いには泣き出してしまうなどが続きました。塾のスタッフの方にも相談し、コロナ禍でもあったため、Zoom授業に切り替える選択をしました。
Zoom授業に切り替えたことで、塾への行き帰りの時間がなくなり、夕食も家で一緒に食べられるようになったので宿題や栄冠をやるにも余裕が出来て、何より娘の精神が安定して行きました。
しかし、このままで良いのだろうか・・・という思いも私の中にはずっとありました。

6年生の春期講習からまた通塾生活に戻りました。
が、その後もやはりまた何度か行きたくなくて泣いたりという事がありました。
私も感情的になってしまったこともありました。どうしたら良いのかわからず、娘と二人で泣いてしまった日もありました。
6年生の夏期講習では、算数の課題がものすごい量出ました。算数の日は毎回授業が延びました。
夏期講習が終わると今度は過去問に入ります。算数は自分で解いていく過去問とは別に、志望校の古い過去問を週に一度課題で出されました。その解説を授業終わりに聞くので帰りがものすごく遅くなりました。算数銀本も毎日1ページずつ解くように指示されました。もちろん他の科目でも課題は出ます。
正直こんなにもハードなのかと・・・そして算数ばかりやっているような生活に・・・
しかし、それをこなしていくうちに、気がつけば娘の一番得意な科目が算数になっていました。過去問を解く際も苦手な社会は算数でカバーすればいいと言うようになりました。先生が怖いなんて一言も言わなくなりました。

そんな娘は無事受験を終え、今日私と一緒に店で便箋を選んで買いました。算数の先生へ感謝の手紙を書くためです。娘は一番感謝している先生は算数の先生だと言います。先生のおかげでこんなに算数が得意になれたと笑顔です。書いた手紙を持って塾へ合格の報告へ行くことを楽しみにしています。中学に入ってからも算数の先生に会いに行こうと計画までしています。

娘にとっての恩師。第一志望校への合格をいただけたことは飛び上がるくらい本当に本当に嬉しいことです!!が、娘が恩師と呼べる先生に出会えたことは、親の私にとって合格出来たことと同じくらい嬉しいです。厳しくて怖かった先生が、今では一番感謝していて会いに行きたいと言う先生になるなんて!あの時転塾しなくて良かったと心から思います。そして娘に算数の楽しさを教えてくれた先生、自信を持たせてくれた先生へ本当に感謝致します。
今後も寄せられたドラマを、各カテゴリーに随時アップしていきます。
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