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親と子の栄冠ドラマ -中学入試体験記-

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納得できる受験校選びを

  • 年度:2023
  • 性別:男子
  • 執筆者:
受験校を選ぶとき、何を基準にするか。
これから中学受験を迎える親御さんは、様々な情報がある中、迷われることも多々あると思います。以下は私たちのケースですが、参考になれば幸いです。

お子さんによっては、この中学に行きたい、だから受験する、と自らの意思で受験する場合もあると聞きます。が、私たちはそうではなく、恥ずかしながら、夏休みに子どもだけで家で過ごすのを避けたくて子どもを塾に通わせ、塾に通うと流れに乗って中学受験をする・・・、となったパターンです。そのため、子どもからはどの学校に行きたいという希望はなく、5年生まではひたすら勉強を続けるのみでした。

6年生になり、さすがにそろそろ受験校を考えないと・・・、となった際、当然ながらまず基準にしたのは偏差値です。しかし、偏差値の同じ線上およびその近辺に多数の学校が並んでいるので、やはり決め手がありません。インターネットの情報も、どこもITやグローバルやリーダーシップといったトレンドを前面に出すので、やはり違いが分かりません。そこで覚悟を決めて、できるだけ多くの説明会に参加し、学校の様子を知ってみよう、と思いました。5月くらいから各学校の説明会が始まりますが、何とか予約をとり、仕事の調整をつけて参加。説明会なので学校内部に入れないことも多いのですが、先生方は強弱をつけて説明してくれるので、何がこの学校のアピールポイントなのかがよくわかります。なお、一般向けの説明会は予約が取れないことが多いので、日能研の「私学のナカミを知る会」をかなり利用しました(助かりました)。

そして、8月からは発表会や文化祭など、その学校の生徒の様子が見られる機会も増えてきますが、これも時間の許す限り行ってみました。
良かったのは、多くの説明会を聞き、生徒の様子を見ることで、私たちが学校に「何を期待しているのか」を内省できたことです。とても人気がある中学でも「私たち向けではない」と感じたり、まだ創設されて数年だけれどカリキュラムが非常によく考えられていて、魅力的な学校もあったり。逆にその学校が「ウリ」とものは、私たちには魅力がなかったり。そのため、11月になり受験校を具体的に決めるときも、大きく迷うことなく、第一志望校、偏差値相応校、安全範囲校を決めることができ、更にどの学校であっても行かせたいと思う学校だけを受験校にすることができました。

御縁あって、無事に第一志望校に合格できたのは大変ありがたかったのですが、正直なところ、安全範囲校を含めてどの学校であっても喜んで通わせることができただろうと思います。

聞くところでは、受験校は平均8校くらいとのこと。中には、思うような結果が出ず、第三志望、第四志望の学校になってしまったというケースもあるのでしょう。ただ、そうなっても「この学校のここに魅力があった。だから通うことにした。」と心底から思えるような、そんな受験校選びができれば、安心して受験に臨めるのではないかと思います。
今後も寄せられたドラマを、各カテゴリーに随時アップしていきます。
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