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親と子の栄冠ドラマ -中学入試体験記-

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願いは叶う

  • 年度:2023
  • 性別:男子
  • 執筆者:
我が家の中学受験LIFEは、波乱万丈でした。

5年生から通い始めた日能研。
当初は「高校受験をせずに部活に打ち込める!」という前向きな気持ちで本人も、母親である私も、スタートを切りました。

ですが、5年生も半ばになる頃からでしょうか。
「なんと大変な世界に足を踏み入れてしまったのか」と。
勉強についていけなくなり始めた本人も、情報収集をし始めて当日までの現実を知るようになった母親も、次第に余裕が無くなり始めました。

そこからは、受験前日の1月31日まで、本当に、色々ありました。
「もうここまでだな」「今日でおしまいかもしれない」
そう思う瞬間は何度もありました。

そんな中で迎えた2月の一週目。

我が家の受験スケジュールは、2月1日から3日までを第一志望校、4日に第二志望校。
第一志望校と第二志望校の2本に絞った、どちらかに受かる前提の、危険極まりない組み立てになっていました。

そして最終的に、第一志望校は、3日間・4回連続、残念な結果となり、最後に受けた第二志望校に合格、という結果になりました。

第二志望校については、息子が受けた4日は、この学校の最終日程(C日程)で、
A日程90名、B日程20名、C日程10名、
C日程は募集人数がとても少ない事がわかっていたので、4回連続で不合格を目の当たりにしていた不安定なメンタル状況下で、果たして乗り切る事ができるのか、危ない、危ない、状況でした。

本人は勿論ですが、私も、WEB発表で4回連続で
「残念ながら不合格でした」
の表示を見ていたので、第二志望校で
「合格おめでとうございます」
を目にした時は、心からの安堵感と喜びに、涙で震えました。

・・・そして、ここで、息子の中学受験LIFEは終了。
第一志望校にはご縁が無かった。
「やるだけやった、限界までやったから、もう、いい。第二志望校で部活に打ち込む。」
息子は言っていました。
母親の私も、この2年間を振り返って、やるだけやってくれた。
最後まで良く頑張ってくれた。
これが限界だった。
そう思っていました。

・・が。

ここで終了していませんでした。
息子の受験LIFE、終了していなかったのです。

2月11日。
オリエンテーションと制服寸法にて、第二志望校にいました。
制服のブレザーを寸法している最中にブーッブーッ。
携帯に着信。

「今?今は忙しい!今出られない!」
と思いながら携帯を見ると、
「〇〇中学校」
第一志望校からの着信!!

急いで電話に出ると、
「繰り上げ合格のご案内でお電話させていただきました」
とのこと。

歓喜

息子と二人、一瞬、何が起こったのか、把握できませんでした。

その後、繰り上げ合格の電話を受けた2日後、手続きにて、第一志望校を訪れた時に、ようやく「合格」を「現実」として感じる事ができました。
間違いなく、第一志望校に「合格」をもらっていました。

2月1日から3日まで、第一志望校のみを受け続けると言った息子に、私は
「3日は第二志望校にしておけば?」
と、どこかで合格を確保しておく安全な策を勧めていましたが、息子は、最後まで第一志望校で行く、と、言いました。

そして今回、息子は、第3回(2月3日AM回)の受験番号で、合格をもらいました。

結果的に、息子の決断と粘り強さで、脇目もふらずに第一志望校を受け続けて良かった。
そういう事でした。

本当に紆余曲折、波乱万丈、色々あった2年間ではありますが、
「死ぬ気で頑張れば必ず願いは叶う」
というゴールを、息子は迎える事ができました。
そういう結論を見せてあげる事が出来て良かった。
心から思います。

そしてこの2年間、子供と親だけでは、乗り越えられない瞬間が山程ありました。
子供がやる気を無くしても、日能研に通う事だけはやめないでください。
生活を乱さない。
日能研に行けば、友達がいる。
同じ境遇の友達と会えば、少しでもやる気を取り戻します。
親が悩んだら、日能研の担任の先生に相談してください。
「何を心配しているんですか?子供を信頼してください!」
と声をかけてくれます。
その通りです。何度も、この言葉に救われました。

6年生の皆さん、保護者の皆様。
GOOD LUCK!
今後も寄せられたドラマを、各カテゴリーに随時アップしていきます。
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