息子が千葉入試を終えた日の夜中に、祖父が亡くなりました。
闘病中ではありましたが、まさかの連絡でした。
遠方だったため、母親だけ合格発表を待たずに始発で家を離れましたが、その後父親から千葉の合格の一報と、その後の手続きに行ってくれるという連絡が入りました。
伴侶が亡くなって半日も経ってない祖母も、孫の合格にとても喜んでくれました。
お通夜告別式の日程が決まりましたが、本命の入試日の4日前。
祖母、叔母、我々夫婦でよく相談し、息子には日帰りで告別式のみ参列して祖父とのお別れをしてもらうことにしました。
しかし息子が参列予定の告別式の前夜、中学生のイトコが発熱。インフルエンザが発覚したり、息子の告別式の参列そのものも本当に気が気じゃないものでした。
そして本命校入試の初日。
気合いは入っていたものの、結果は不合格でした。
父親も母親も、なにより息子本人が1番落ち込み、翌日も同じ本命校の願書は提出済みでしたが、気持ちの切り替えが難しい様子でした。
ちょうどオンラインで志望校別の対策授業があり、縋る思いでそれに参加させました。
1時間の対策授業でしたが、参加したおかげで気持ちをしっかり切り替えられたことをその後の表情や発言で感じました。
翌日の入試では「とにかく最後まで食らいつく!」と言って入試会場に入って行き、入試後も「絶対に合格してる!」「自信ある!」と言っており、母親は1人で余計に不安になっていました。
結果は合格。家族で抱き合って喜びました。
祖父の告別式やそのほか諸々終わって父親と息子が日帰りで自宅に戻る際に、祖母や叔母から「がんばってね!ジイジがついててくれるからね!」と応援されており、これで本命校全て不合格だったらどうしたらいいの・・・!と母親としては崖っぷちに立たされているような気分だったので、しばらくしてからその意味でもホッとしたことを覚えています。
入試や手続き、説明会等が落ち着き、改めて祖父母の家に行った際に、息子は祖父の遺影にむけて本命校の合格証をよく見せて御礼を言っておりました。
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