1日目。
偏差値が7も下の学校を受け、無論合格。
午後入試も得意教科である算数の1科目受験だったので合格。
ここで、1日目の朝起きたときの緊張感がすっと抜けた。
2日目。
ついに訪れた、栄光学園の受験。
1科目目、2科目目までは緊張していたが、空欄なしの回答で、気がついたら緊張はもうなくなっていた。難しい3科目目(理科)と4科目目(算数)が待ち受けていた。しかしそんなこともわからずに。
校舎から出るとき、心の中には「あ"-----っ」という叫び声しかなかった。
みんなが寝ている夜、半分泣きかけながら2日目の入試を振り返った。
本気で「絶対合格したい!」と思えなかったんだ。緊張のせいで。
何で緊張感が緩んでしまったのだろう。緩めなければよかった。
3日目は絶対に合格してやるっっ!
3日目の浅野中学校の受験。
受験する中で一番本気で望んだ。
時間があり、教室で2分くらい寝ていたとき・・・
「I’m just on my way・・・♪」というテーマソングとともに、誰もいない1本道が現れた。
そうだ。
合格するんだ。
絶対合格するんだ。
そして臨んだ試験。
耳に入った合格発表。
初めて合格の感動というものを味わえた。
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- 今後も寄せられたドラマを、各カテゴリーに随時アップしていきます。