中学受験－小学生のための中学受験塾。日能研

私が日能研に入塾したのは、新4年生からでした。
初めのうちは、テストの流れをつかんだり、授業の内容を理解したりするのでいっぱいいっぱいでした。
でも、面白い先生や両親の助けのおかげでだんだん慣れていき、後期には日能研全国公開模試で偏差値65前後を叩き出せるようになりました。そこから私はのぼり調子で、5年生の初めの頃、トップのクラスに上がることができました。
そこまでは良かったのです。しかし、上がったのもつかの間すぐに元のクラスに戻ってしまいました。ですが、すこし頑張っていたおかげか偏差値はあまり変わりませんでした。
そこで私は油断をしていたのだと思います。「このままでも大丈夫なんじゃないの」と。その思い込みのせいで私は、頑張ることを怠るようになっていきました。それがずっと続き、ついに6年生の夏休み前になりました。夏休み前、最後の日能研全国公開模試ではまさかの過去最低偏差値を出してしまいました。今までの行動がすべて点数にでているようでした。

そこから私に火が付きました。悔しくて、悔しくてたまらなくて自分を見返したかったので、夏期講習に入ってからは、毎日自習室が開くと同時に行き、勉強をするようにしました。そのせいか、夏休み以降は偏差値60後半を維持できるようになりました。そして後期からは過去問演習がはじまりました。私の夏の頑張りを見ていてくれた先生方が、たくさんサポートしてくださいました。第一志望の学校の過去問の特徴を教えてもらったり、たくさんの質問にわかりやすく丁寧に答えてもらったりしました。今でも最高の思い出です。

そしてついに迎えた入試。1月受験は2校を受けて無事2校とも合格することができました。本命は2月1日。1月受験が終わってからも毎日自習室に通って入試に備えていました。入試前日も授業はありませんでしたが、自習室にいって本命校の方略を立てていました。私はそこで失敗してしまいました。負け犬の遠吠えといわれるかもしれませんが、方略を固めすぎていて、「もし傾向が変わったら」のことを考えていませんでした。自分も傾向が変わっても大丈夫だくらいに思っていました。

そしてついに2月1日。1回きりの第一志望校の入試です。ドキドキ緊張しつつ、すこし楽しみさもありながら、テストをうけました。1教科目は国語、方略通りなら記号が半分くらいなはず！「あれっ！」まさかのまさかです。問題がほとんど記述問題。傾向が変わっていたのです。その後はあまり覚えていませんが、算数は難しくなっていて、理社はあまり変わっていなかったと思います。終わったあとに「これは落ちたな」と思いましたが、結果がでるのは翌日の11時なので、それまで待たなければいけません。午後も入試があったので、ネガティブな気持ちをおさえて気持ちを切り替え、合格をとれるように全力を出し切りました。午後入試の結果がでるのは当日の22時だったので、ソワソワしながら結果を待っていました。父がパソコンで結果を見ていて、私は寝室にいましたが22時になり両親が「やったー合格だ」といっていて嬉しかったです。第三志望といえども、嬉しさがありました。この流れのまま2月2日にいこうと思えました。

そして2月2日。第二志望校の入試です。本命校の結果がでるときは試験中なので、結果は第二志望校の入試が終わってから父に教えてもらうことになっていました。第二志望校の入試が終わり、急いで父のもとに向かいました。そして、「どうだった？」と聞くと「残念だったよ」といわれて、涙が溢れてきました。熱望してきた第一志望校にいけなくなるのはとても悔しいし悲しかったです。でも、家に帰ってから両親は言いました。「この学校を受けられただけでもすごいよ。よく頑張った。」と。とても胸が熱くなりました。努力が無駄になったわけじゃないんだと思えて、とても慰められました。そして第二志望校の結果は当日の21時。学校から入試問題の解答がでていて、自己採点をしてみました。受け終わったあとはあった自信が自己採点をするごとになくなっていくばかり、、、もう落ちたのではと思ったぐらいでした。そして結果発表。3日は受験予定校がなかったので、自分も一緒に合格発表を見ていました。
「ポチッ」目には合格の文字が飛び込んできました。「やったー！」とても嬉しかったです。

私の中学受験はこれにて幕を閉じました。結果的に第一志望校には合格できませんでしたが、だからといって努力が無駄になるのではなく、努力したという経験がこれからの人生に役立っていくと思います。先生方、クラスの仲間、家族、色々な人が支えてくれたから努力できたし、合格もつかみ取れたと思います。本当に本当にありがとうございました。

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今後も寄せられたドラマを、各カテゴリーに随時アップしていきます。