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親と子の栄冠ドラマ -中学入試体験記-

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受験を終えて私が後輩のみんなに伝えたいことです。

  • 年度:2023
  • 性別:女子
  • 執筆者:本人
1.過去問はあくまで”傾向”
過去問はあくまで過去の問題です。私が受験した学校では、事前の説明会で「国語は難化をする、文章量が増える。」とは聞いていましたが、当日の解答用紙をひっくり返したときに目に入ってきたのは、過去問の3倍以上あるに記述問題の数でした。本当に心の中で「はあっ!?」と叫びました。

2.算数
1でも書きましたが、国語は本当に難しかったです。そして、多くの学校では国語が1時間目のテストだと思います。受験では算数で合否が決まる。と言います。これは1時間目の国語で失敗しても2つ目の算数で取り返せばよいという意味もあると思います。算数が苦手でだと失敗を引きずることになります。算数は得意にすればそれだけ合格に近くなると思いました。

3.解く順序
私は社会の中でも歴史分野が得意でした。だから歴史から解いて心を落ち着かせて地理分野を解きました。また、理科は4分野中3分野から出題されるのですが、得意な分野が出なかったので、事前の計画通りに解く順序を変えました。入試前に解く順序を想定しておくといいですよ。

4.モチベーションについて
まず受験直前期は自分に魔法をかけるように「絶対合格する!」と毎朝心の中で唱えてから勉強に向かいました。また仲の良い友人ができて、その子と点数勝負をしていました。毎週勝ったり、負けたりするのですが、テストの結果とは別の勝負ができて楽しかったです。

5.運
どの問題が入試に出るかは運です。国語の漢字も、習わなかった字が出題されるかもしれません。各科目でも得意な分野が出るかは運次第です。でも、そこで1点でも多くとるために、日々の授業をしっかり聞いて復習することと、最後まで考えあきらめないで鉛筆を動かしてください。

6.睡眠
直前期は学校を休んで入試に備えていたのですが、どうしても勉強をする時間が増えがちです。だから夜11時には寝て7時に起きる8時間睡眠を維持しました。本当に入試が近くなったら、朝の起床時間を入試本番に合わせて徐々に早くしていくのですが、その時も8時間は眠れるように入眠時間を9時台にしました。

7.健康維持
学校に行かなくなると運動不足になります。だから朝食後にラジオ体操をして体を動かし続けるようにしました。入試当日も行いました。また、寒さのために部屋の窓は閉じっぱなしになるので、休憩時間は必ず窓とドアを開けて換気をするようにしました。あと空気の乾燥も体に悪いので、加湿器を付けっぱなしにしていました。

8.午前午後入試
2月1日のダブルヘッダーは本当に疲れます。6年生になれば午前模試、午後授業という経験をするかもしれませんし、午前午後に模試を連続受験することも経験するかもしれません。その時の疲れと本番は全く違うものです。もし過去に戻れるならば1月の入試で午前午後を一度は体験しておくべきでした。

9.朝勉と夜勉
4年生の時から毎朝計算と漢字の計算をやりました。配られるテキストは同じ種類の問題ごとになっているので、計算2問、逆算1問、単位換算1問、一行題1問、図形1問のようにどの分野も毎日やるようにしていました。1週間分が早く終わったら、日能研のマスター計算という本をやっていました。
漢字は夜寝る前に取り組んで、字の上手なお母さんにトメハネはらいをチェックしてもらいました。模試の採点より厳しかったのでそこだけは注意をするようになりました。

10.息抜き
私はYouTubeでクイズ系のチャンネルを見ることが息抜きでした。小学生の私でも解ける問題もあったし、そのおかげで模試で正解をしたこともあります。また中学校や高校で習う勉強内容にも触れることができて楽しかったです。あと齋藤孝という学者の先生が書いた本を寝る前に読んでいました。雑学の本ですが、社会の時事や理科の天体分野、国語の文学史などの勉強に役立ちました。

11.最後に
私の文章が役に立つかわかりませんが、受験勉強を頑張ってください。合格の文字を見た時は、本当にうれしいですよ。
今後も寄せられたドラマを、各カテゴリーに随時アップしていきます。
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