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親と子の栄冠ドラマ -中学入試体験記-

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埼玉受験

  • 年度:2024
  • 性別:女子
  • 執筆者:
本来東京の受験が第一希望で、埼玉はテスト慣れ、試験慣れの目的もあり受験しました。調子に乗らないよう、落ち込みすぎないよう一つ合格、一つ不合格をもらってくれるといいなと思って実力より少し低い偏差値のところと、高いところを受験しました。初日に合格をもらって、その次の受験まで中3日間お休みがありました。学校は冬休み明けから埼玉受験が終わるまでお休みする予定でしたが、なぜか学校に行きたいといって、両親共に仕事もあったため、登校させました。

その日の夕方、学校から電話があり階段でこけて足首を捻挫した様子。歩けないので迎えにきて欲しいと言われました。びっくりして、すぐ迎えに行くと本当に右足が地面につけない状態で、おんぶして病院へ。骨折の疑いありと言われ、MRIを撮って結果を待ちました。その日の塾はお休みし、松葉杖で帰宅しました。その日は塾にも行けず、私は今後のことを考えると不安しかありません。整形外科の医師には「受験ですか、骨折でしたら残念ですね。」と言われて、ますます落ち込みました。思わず、私は、「残念っていうのは、どういう意味ですか?」と聞き返してました。そしたら、「まず痛みがあるので、しばらく安静で、その後も塾に通ったりするのは難しくなるので、今までのペースではできないでしょう。」とのこと。なにより、明日は埼玉のチャレンジ受験です。

電車やバスを使うと時間がかかるし、もう諦めようかと私は思っていました。ところが次の日の受診で「結果は捻挫で、痛みも一週間程度で軽快するでしょう」との診断でした。娘にどうしたいか聞くと、受けたいというので、急遽パパが車で連れて行くことになりました。埼玉だったので車での送り迎えが可能でした。結果は何と合格。チャレンジだったし、ハプニングもあったので半ば諦めていたのですが、本人もすごく嬉しそうでした。それが1番受験してよかったなぁと思いました。何だか子どもの可能性は未知数だなぁと感じました。

その次の日、「ママ、私は埼玉には通わないから、補欠で待っている人のために、断っておいてね」と、意気揚々と言ってました。本番はまだでしたが、調子に乗ってる娘が面白いなぁとほっこりしました。
今後も寄せられたドラマを、各カテゴリーに随時アップしていきます。
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