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親と子の栄冠ドラマ -中学入試体験記-

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親が絶対やってはいけないこと:1月受験編

  • 年度:2023
  • 性別:女子
  • 執筆者:
上の子が日能研さんにお世話になり、そのまま入れ替わりで3個下の妹もお世話になりました。

上の子の時も1月の埼玉受験も経験しておりましたが、成績も個人差があるので今回は前回とは違う学校を三校受けることに決めました。

埼玉の栄東中学校と埼玉栄中学校のパック入試を利用して出願し、埼玉栄中学校にて、午前は栄東の受験、そのまま午後は埼玉栄の受験をする予定をたてました。

家からは遠いために大宮駅のホテルを予約して前日から前乗りし、余裕の朝を迎え、ホテルを出発したのが7時50分くらい。

目的の駅までは2駅なので近いし、受験生で混みあった電車でもすぐ降りるし、皆の流れに乗って行けば大丈夫と子供と話しながら落ち着いて行動することができだのですが、ホームについてももちろん人人人・・・
脇の歩道を受験生と保護者が列になって進んでいく。
前に、日能研バックを見つけると娘が「あの人も日能研だね」などと嬉しそうに話していました。
どこかの神社の初詣のような人の列に倣ってしばらく歩いていくと、学校の生徒さんでしょうか、
誘導している子たちを何人も見かけました。

でも、なぜか違和感が・・・。

「駅から、こんなに歩いたっけな?」
「あそこの制服、男子学ランだったかな?」

ようやく、スマホの地図アプリで現在地を検索してみると・・・!?

そう、埼玉栄ではなく栄東に向かっているではありませんか!

でも、前にも後ろにも人人人で、駅に引き返そうにも初詣状態で、身動きが取れません。
多分もうすぐ栄東に着く場所でした。

ようやく、信号のところで反対側の歩道へ脱出して、ちょっと広い場所でタクシーを呼ぼうにも手が震えて、
うまくできない・・
もう間に合わない・・・。と思ったその時、時刻は8時半くらいだったでしょうか。

ちょっと先に親子を降ろしたタクシーを発見しました。

救いの神!と慌てて駆け寄り、運転手さんに状況を説明して、埼玉栄中まで乗せていってもらうことになりました。

車内では、埼玉栄中に遅刻するかもしれない旨を連絡し、なんとか娘を元気づけようとしましたが、もう半べそ状態で、口をきいてくれません。
運転手さんもこの状況になんとか間に合うよう抜け道を使ってくれて、なんと、テスト開始10分前に、現地に到着!

諸注意の説明は終わっていたようですが、現地の先生方が「(遅刻の電話をした)○○さんですか?」と声をかけてくれて、スムーズに娘は試験会場へ消えてゆきました。

あーーー、やっちゃった・・・(反省)

今回の勘違いの原因は
1.上の子と全く違う学校だったが、まあ経験あるしと余裕ぶっていた。
  なんなら、前泊して楽しい気分だった。緊張感の欠如。
2.土地勘が無く、西大宮駅(埼玉栄)と東大宮駅(栄東)を完全にごちゃまぜにしてしまっていた。
3.1月受験だったので実際に現地には行ったことが無く、地図で確認していたが、受験生がこんなに
いるのだから、受験校がその先にあるだろうと思い込んでしまった。
4.そもそも子供と一緒に場所を確認していなかった。
5.パック受験で余計混乱した。(どっちだっけ?)
6.前日までに来ていたご案内を印刷していなかった(携帯で見たのみ)。印刷してたら、パッと出せたはず。
7.前乗りしたんだから、もっと早くホテルを出ればよかった。

1月受験だからと言って一番気を抜いていたのは紛れもない親でした。

本命校でまさかこんなヘマをやる人はいないと思いますが、そのほか勘違い、ミス、
思い込みが命取りになるので、本当に気を付けてください。

最後に。運転手さんありがとうございました。
今後も寄せられたドラマを、各カテゴリーに随時アップしていきます。
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