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親と子の栄冠ドラマ -中学入試体験記-

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「困った時」「つらい時」は日能研に行く!
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日能研が心の支えになった

我が家は第三志望に進学します

  • 年度:2024
  • 性別:女子
  • 執筆者:
タイトルの通り、我が家は第三志望に進学することになりました。
新小4の2月から日能研にお世話になり、振り返ってみるとあっという間の3年間でした。
月曜の14時に血圧と心拍の最高値を叩き出しながらマイニチノウケンを見る日々を懐かしくさえ思います。

娘は生真面目だけれどせっかちで、雑さが目立ってしまうタイプの子です。
丁寧に読めば難しくない問題を落として悔しい思いを何度もしてきました。
そんな娘の入試は苦しい戦いの連続でした。

我が家は居住地から埼玉の学校のみが進学許容校で、1月の結果がほぼ進学先になるという環境です。
その中で偏差値は届いているはずの学校にあと5点、あと2点と負けが続きました。
これから受験をされるお子様の保護者の方に是非お伝えしたいのは、苦しい時こそ日能研の先生を頼ってください、ということです。
まさか落ちると思っていなかった1月受験の初日の黒星で、今思えば私自身もすっかり試験を受けることに対して臆病になってしまいました。
日能研の先生方は「今はとにかく一つでもいいから『合格』をとらせることが特効薬」「明日、同じ学校で特待の試験がありますから、とにかくここをもう一回受けてください」
「特待が出やすい、という試験なだけで、受かっている偏差値帯はお嬢さんの持ち偏差は十分ですから」と勧めてくださいました。
親の私は落ちるのが怖く、また連戦になることから気が進まない状況でしたが、娘にも同じ話をして下さって、娘が自分で受験を決めました。結果は合格。算数も理科も社会も受験者平均以下でしたが、国語だけは大好きな向田邦子の随筆が出て、最高点まであと1点の成績でした。「3教科ボロボロでお恥ずかしいです」と伝えた私に「どんな形でも合格は合格ですから。勝ち取ったことをほめてやってください」と仰って下さり、娘としても進学許容校に合格を頂けたことは大きな安心材料になったようでした。冷静に娘の学力や状況を判断しアドバイスを下さった先生方に感謝しております。
受験は何が起きるかわからない、と自信に言い聞かせ、大きく構えているつもりでも、親は子供以上に動揺し、わが子を上振れにも下振れにも見てしまい、今しなければならないことを見失ってしまいます。不本意な状況の時ほど、日能研を頼ってください。プロの目は親以上にわが子をしっかりと見てくれています。

しかし我が家はここから先も苦しい戦いが続きました。
第三志望の試験は第二の黒星を知ったうえで、手ごたえが芳しくなかった第一志望の結果をまつ間に受けなければならず、今思えばこのガタガタのメンタルでよくくらいついて問題を解いてきたな、と思います。第三志望の入試の直後に第一志望の黒星を知り2月にもう一度ある二次試験をどちらを受けるか決めなければならなくなった際、娘が「私、どうしてももう一度第一志望を受けたい。今日の入試が受かっていたら、第一志望を受けさせて」と言いました。それまでの娘は言われたことはこなすけれど、人の指示待ちになりがちだったので、大きな決断を自分でしたことに成長を感じ、無事に頂けた第三志望の合格をお守りに、娘の意志を尊重してもう一度第一志望を目指すことにしました。
2/1は日能研に勧めて頂いた女子校を受験し、合格を頂けました。
その際の合格証明書に記してあった
「長い間の努力を讃え、心から祝福します」
という言葉には歯を食いしばって机に向かい続ける娘を認めて頂けた気がして、進学できる距離ではないけれど本当にありがたく、涙が出ました。

迎えた2/4の第一志望の二次試験。試験会場から出てきた娘の顔は蒼白で、かける言葉も見つかりませんでした。結果はやはり不合格。最後の最後に奇跡が起きるドラマは我が家にはありませんでした。繰り上げに一縷の望みを託しましたが、やはりご縁がなく、意気消沈のまま日能研にご挨拶に伺った際に、進学先に進まれた日能研の先輩のお話、進学先の魅力、将来の展望を娘に話してくださった室長先生のおかげで、進学先に対して希望やあこがれを持てるようになったと思います。

我が家の中学受験は思い描いていたようにはなりませんでした。
親も本人も、苦い思いも課題も残ったものになったと思います。
ただ、課題は乗り越えきれませんでしたが、それでも3年間走り切ったこと、今できる自分の精一杯で頑張った娘は、私の誇りです。
頂けたご縁を大切に、今後の中学生活を楽しみながら、残った課題と向き合いまた成長してくれたら、と願っています。

我が家は第三志望に進学します。
胸を張って、進学します。

保護者会で何度も室長先生が仰っていた言葉があります。
「やってよかった、と思う中学受験にしましょう」

やってよかったです、中学受験。

娘をご指導くださった日能研の先生方に感謝申し上げます。
今後も寄せられたドラマを、各カテゴリーに随時アップしていきます。
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