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親と子の栄冠ドラマ -中学入試体験記-

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偏差値なんて気にしない

  • 年度:2024
  • 性別:男子
  • 執筆者:
辛いとき何度も「親と子の栄冠ドラマ」を読み、勇気と希望をもらいましたので、少しでも皆様のお役に立てればと思い、息子と共に歩んだ中学受験の日々、過去問の取り組み等を書かせていただきます。

息子は精神年齢低め、ゲーム大好き、勉強は受け身体制、フツーの男の子。
成績は全く安定せず振れ幅62~44。偏差値62あっても一か月後に44なんて当たり前。

お父さんお母さん、子供の成績に一喜一憂しないでください!
子どもは頑張っています。きっとお父さんお母さんの笑顔を見たくて必死で頑張っていると思います。
ぜひ、親御さんも4科目続けて、模試を解いてみてください。
私は解いてみましたが、テストを解いた後、ヘロヘロ。ケアレスミス連発(汗)
模試の後、夜まで授業を受ける息子を尊敬しました(笑)

さてさて、こんな息子の志望校の条件は共学、食堂あり(小学6年間母の手抜き弁当だった為)、大学付属校。
選んだのは…明治大学付属明治高等学校!
テストでは国語の記述はいつも空欄なのに、オール記述の明大明治。強敵、現る(汗)

今までなんとなく勉強していたのに、初めて「おれ、絶対明大明治に行きたいから、頑張る!」と、成長を感じる発言。記述苦手の息子なので、不安を感じながらも、応援するしかありませんでした。

息子の志望校の条件に当てはまる、中央大学附属中学も志望校に入れ、ここからは、6年後半から直前期まで過ごした日々を書かせていただきます。

過去問は15年分揃えました。
声の教育社と東京学参2種類そろえることをお勧めします。
なぜなら、東京学参は国語の解説が明確でわかりやすい。難易度が記載されているので捨て問がわかる。声の教育社さんは算数の解説が丁寧。

国語と算数の過去問は15年分第1回第2回入試ともに2周以上行いました。

夏期講習テキストの428もできない問題は4回はやりこみました。

過去問をやりこんだので、2月1日前日、息子は「やることやった。もうやることない!」と、緊張と不安をかき消すかのように言っていました。
(いやー、まだまだやること山積みだけどねー、と母は思っていましたが)

入試数日前からは、勉強より体調管理と精神安定に重点を置き、公園を散歩したり神社で合格祈願をしたりして過ごしました。入試前日に床屋に行って気分転換したのは息子くらいなものではないでしょうか(笑)

2月1日、中附の試験。駅から学校までバスに乗ればすぐに到着でしたが、あえて徒歩を選びました。早かったので受験生はちらほら。人目を気にせず息子と手をつなぎ、何気ない日常会話をし、息子の緊張感はほぐれたようでした。私は今まで息子と歩んだ中学受験の日々を振り返ると、自然と涙がこぼれてきました。

中附の校門が見えると、息子は自然と母の握っていた手をほどき、「じゃあ、行ってくる!」と一人で校門をくぐっていきました。
母は(えっ?待ってよー。一緒に行こうよ)と思いましたが、息子は「大丈夫だから」と笑顔を見せ、足早に行ってしまいました。

少し前までは「ママー!」と言っていた息子。晴天の下、息子の背中は頼もしく、立派に成長した姿を、母は涙でいっぱいになりながら見送りました。

さてさて次の日、2月2日。朝6時。中附の結果を見てから明大明治の試験に臨むか、又は息子の試験中、母一人で結果を見るか迷いました。その日の12時までに確認し、合否によっては3日の受験校を変更しなければならなかったからです。

息子にどうするか聞くと、「力出し切ったから、不合格でも悔いはない!」と、頼もしい発言。
合否のクリックをためらう母に、「大丈夫だよー」と、すぐにポチッとする息子。

結果は…「合格おめでとうございます」の文字。
早朝6時。二人でやったー!と何度も抱き合い、喜びをかみしめました。この感動は人生で一番の感動でした。
母ひとりで、合否を確認しなくて本当に良かったと思いました。

2月2日。強敵、明大明治。
入試会場から出てくる息子…「ムズッ!」の一言。
結果は不合格。ポチッとしたとき、二人で「だよねー」と苦笑い。でもやるだけのことはやったので、悔いはありません。嘘偽りなく、息子には明大明治、強敵でした。

入試帰り、数日間、油物は控えていたので、今更、豚カツを食べに行きました。
いつもなら食欲旺盛な息子は珍しく半分しか食べれませんでした。不安と緊張、ストレスは息子に相当なダメージをあたえていたようです。本当に頑張ったんだね・・・

これをもって息子と歩んだ中学受験は無事終了いたしました。
いままで、支えてくださった、日能研の先生、スタッフの方に心よりお礼を申し上げます。

そしてこれからも、ずっと中学受験生を応援し続けます。

がんばれ!中学受験生。
今後も寄せられたドラマを、各カテゴリーに随時アップしていきます。
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