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親と子の栄冠ドラマ -中学入試体験記-

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あきらめたらそこで受験は終わっていた

  • 年度:2024
  • 性別:女子
  • 執筆者:
我が家の第一志望は「開智日本橋学園中学校」。
算数が苦手な娘にとって、算数のみ120点満点と他の教科より配点の高いこの学校は苦難の連続でした。
過去問を解いても解いても点がなかなかあがらない。合格判定で満足のいく結果が出ない。
結局、自信を持つことなく2月1日を迎えました。

2月1日午前、不合格
2月2日午前、不合格

連日の不合格に娘は「もう受けたくない」と受験勉強をスタートさせて初めて弱音を吐きました。
「受けるだけ受けてみよう」
「他校での合格を持っているんだから安心して受けてこよう」
「あとで後悔するかもしれない受験だけはだめだよ」
となんとか説得し3日目も送り出しました。

2月3日午後、不合格

ここまで来ると娘もあと1回だからと腹を括ったのか、落ち着いて最後の回を受験。
保護者の集団の中には昨日もいたな、という方が何人も。
子供たちが教室から出てくる前に広報部長がお話しをされました。

「今日も300名近く受験されていて本当であれば皆さんに合格を出したいと思います。
残念ながらそれは叶いませんが、子供たちは本当に頑張っています。
お子さんを是非労ってあげてください。」

娘もそうだけど、頑張っていない子はいないよなと再認識。
解散で娘と再会し、「全部受けられてよかったね。後悔ないよね。」と話しました。

その日は娘の好物を作り、ゆっくり夕飯を食べ、少しテレビも見ました。
「最後だから結果見ちゃおうか、(落ちても)行く学校あるからさ」と伝え、娘が結果を押すと。

「合格おめでとうございます」

と桜色の画面が。
夫も私も娘さえもとても驚き信じられませんでした。

「あきらめたらそこで試合終了ですよ」と有名なセリフを心に秘め、

どんな結果であれ後悔しない受験にする
あきらめずに挑戦したら道が開ける

娘だけでなく、親たちも身をもって知ることができて本当によかったです。
4月第一希望の学校の制服を着て通います。
今後も寄せられたドラマを、各カテゴリーに随時アップしていきます。
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