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親と子の栄冠ドラマ -中学入試体験記-

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1月校受験の重要性と「縁」

  • 年度:2024
  • 性別:女子
  • 執筆者:
新6年生の2月から怒涛の日々を過ごし、気がつけば最後の日能研全国公開模試も終えていた。
11月から娘は成績が伸び悩み、過去問は第一志望・第二志望共に合格点に未だ届かず・・・という年末年始を過ごし、迎えた1月校受験。
1月校は日能研からおすすめされた2校を出願し、「1勝1敗」を想定していた。
1校目は冬期講習明けすぐだった為、その学校の過去問は解いておらず、準備不足の感があったが、問題はそれ以外で発生。
降りる駅の二つ手前で娘が急に「気持ち悪い・・・」と言い出し、1駅手前で降りる事に・・・
とりあえずトイレへ駆け込んだが、なかなか回復しない。体調不良で「吐き気」は想定しておらず、胃腸薬は持っていなかった。親の方も準備不足だったのだ。かろうじて持っていた酔い止めを飲ませて、遅刻覚悟で、ゆっくりでもとにかく向かう事にした。
幸い向かっている途中から回復してきて、なんとか集合5分前に着く事が出来た。
娘は1教科目まで体調はいまいちだったらしいが、以降は回復し、集中できたそうだ。
結果は合格。親子で「諦めないで行って良かった!次に何か起きても絶対会場には行こう!」と誓った。

2校目は第一志望校の2週間前。偏差値は第一志望と同じなので、過去問もしっかりやり、薬も揃えて迎えた当日・・・極寒の土砂降り。大きめのタオルや膝掛けや足首ウォーマーなど、荷物が更に増えた。
徒歩10分以上掛かり、かなり濡れたが、そこでも集中して受ける事が出来た。結果は合格だった。
この2校の受験で、親子で「もう当日何が起きても大丈夫」というメンタルに仕上がった。

迎えた2月1日、体調も万全、快晴。電車も遅れず予定通り余裕を持って到着。
先生方も在校生さんも優しく、校舎も居心地が良く、娘は最高のメンタルで受験する事が出来た。
しかし翌日は・・・極寒の曇天。第二志望校の朝は早かったが、体調は悪く無かった。前日の様に絶好調で受けられると思いきや・・・先生、在校生さん共に少し厳しい方だったそうで、その雰囲気にのまれて国語でミスしてしまったとの事。結局、その後も教室の雰囲気に馴染めず終わってしまったという。
第一志望と同じくらい熱望していた学校だったのだが、当日になって「ここより第三希望の方が良いな」と志望校の序列が変わってしまった。
結果、第一志望校、第三希望校には合格し、第二志望校は不合格。
「縁とはこういう事かもしれない」と思う出来事であった。

縁もあるかもしれないが、やはり勝因は1月校での経験であると思う。
トラブルは必ず後で役に立つ。
また、第二志望校でミスした事を引きずっていたので、午後の第三希望校に向かう前に、日能研に電話をして、クラス担当さんにアドバイスを貰った事も、勝因の一つ。電話をする事で、完全に気持ちを切り替える事が出来た。

パプニングを活かして、最高の形で我が家の受験は終った。
1月校を受けるか迷っている方には、1校は受ける事をおすすめしたい。
今後も寄せられたドラマを、各カテゴリーに随時アップしていきます。
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