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親と子の栄冠ドラマ -中学入試体験記-

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おじいちゃんの葬儀

  • 年度:2023
  • 性別:女子
  • 執筆者:
6年生の11月末。受験本番まであと一ヶ月と少しというとき、私(母)の父が亡くなり、葬儀や法要のことで親族と調整せねばならず、娘を不安にさせてしまいました。葬儀を東京で行うため、新幹線移動をしなくてはならず、コロナ感染、インフルエンザ感染の可能性もあり、娘を葬儀に参列させるのを控えようかとも考えましたが、娘は主人に任せ私だけ葬儀の2日前に東京入りし、娘と主人は葬儀当日に日帰りで東京に来てもらいました。私が家にいない日も塾があり、お弁当が作れないためコンビニのおにぎりで我慢してもらいました。夜、TV電話をつなぐと不安で涙を流す娘に、本当に申し訳ない気持ちでした。ただ、娘は生まれて初めて近しい人の葬儀に参列し、おじいちゃんのお骨を拾い、命というものを考えてくれる機会になったのではないかと思っています。

葬儀が終わった週末に、最後の合格判定模試があり、とても重要視していましたが、不安や疲れのせいか結果は良くなく、申し訳ない気持ちと焦りで私自身が混乱しました。私自身も不安と疲れが溜まっていたのかもしれません。

受験本番(第一志望校受験日)が1/14。父の四十九日法要が1/12に決まりましたが、これ以上、娘を不安にするわけにはいかないと参列は控えました。亡き父も分かってくれる、と思って娘のことだけに集中しました。参列はしないものの準備を進める姉から何度も相談の電話があり非常に忙しく穏やかに過ごせず辛かったですが、どうにか受験本番を無事迎えることができました。

受験本番の3日間は気温も高く、初日の朝は雨だったものの天候に恵まれ、本人も体調を崩すことなく、実力が発揮できたようでした。父が見守ってくれていたのかな、と思います。

結果は、第一志望校合格、チャレンジ校はダメでしたが(過去問を始めたのが5日前ですし・・)入塾時の志望が叶いました。
今後も寄せられたドラマを、各カテゴリーに随時アップしていきます。
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