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親と子の栄冠ドラマ -中学入試体験記-

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たいした大冒険。

  • 年度:2024
  • 性別:女子
  • 執筆者:
2月2日、御三家のサクラが散った。
塾からも絶対大丈夫といわれ、なんならオンザロードで流すインタビューも
受けていたのに、ご縁がなかった。
1月の受験が問題なくきたため、わたしがとにかく動揺。
なるべく気持ちを出さないように、と思ったが、主人によると駄々もれだったらしい。
塾に連絡する際にも謝罪の言葉がついてでる。

本人はけろっとしていた。
脳トレの冊子を楽しく書き込み、ライトノベルを読んで過ごしている。
事態が飲み込めてないのかな、とイライラして、
今日の夜の発表でダメだったら明日もあるんだよ?真剣味が足りないんじゃない?
と思わずお小言。
あれだけ我慢していたのに、ついにこどもに当たってしまった、、、
すると娘から、この話題はよくない!やめよう!
と宣言された。

思えば塾通いを始めたのも私が言ったことで、本人の希望ではなかった。
なかなか自分の希望を言い出さないタイプであるが、
このときはわたしにきちんと意見を出してきた。
感情的にならず、娘の方が数段大人だった。
これだけでも、この3年間の価値があると感じた瞬間だった。

そして、その成長に見合う結末を迎える。

同日夜、受験開始時に本人が御三家よりも熱望していた学校の結果が出る。
本人の申告によるとあまりできてない、とのことだったため、
埼玉の延納金支払いと4日の受験の出願の準備も手元に揃えてから
家族でパソコンを開いた。

合格発表は初めて自分で番号を探す形だったため、みんなで何番だっけ?
とバタバタしながら探す。
わたしは諦めていたので半目でみていたら、あら、それらしき番号。
家中が歓喜に包まれた。
わたしの気分が上向いただけだったのかもしれないが(笑)
娘を抱き締め、みんなでクラッカーを鳴らす。

とんでもない大冒険をしたもんだ。
一人一人が勇者なんだ。
こんな冒険に連れてきてくれて、完走させてくれた。
娘、ありがとう。
今後も寄せられたドラマを、各カテゴリーに随時アップしていきます。
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