コラム・読み物

コラム・読み物トップへ

親と子の栄冠ドラマ -中学入試体験記-

関連キーワードへ

この記事の関連キーワード
過去問への取り組み
私・子どもを変えたきっかけ

興味の天秤

  • 年度:2023
  • 性別:女子
  • 執筆者:本人
2023年2月3日13:00。
第一・二志望校 不合格
父からそれが私に伝わった。
その日の受験は国立。
問題がかなり解けたからという嬉しさが塗りつぶされて、私のまわりだけ音がなかった。
滑り止めの合格。それも忘れてしまった。

最初の頃は真面目に勉強に取り組んでいた。
ある日を境にヒモがちぎれるように勉強が面倒になってしまった。
それは6年生になっても続いた。母も父もこれはまずいと焦り始めた。
勉強しているように見せかけて絵を描いたりしていた。

しかし、私の中で何か変わり始めたのは、東京学芸大学附属世田谷中学校の過去問を解いてからだ。
私の偏差値とは程遠い学校の問題。それはどこの学校にもない面白さがあった。
算数はたった2問程度しか間違えなかった。
こんなことは初めてだったもので一気に自信がついた。そして、学大世田谷にも興味が出てきた。
勉強をとことんするようになった。

そして、2月1日森村学園中等部 合格
2月2日午前 法政大学第二中学校 不合格
    午後 中央大学附属横浜中学校 不合格
この結果を2月3日に知った。言葉が出なかった。
けれど、
2月4日法政二中の後
2月3日の東京学芸大学附属世田谷中学校が合格したことを知った。
そう、偏差値がまったく届いていない学校へ。
偏差値ではなかった。学校への興味が私を合格に導いた。そうだと思う。

塾の先生は驚いていた。最高だった。

法政二中は不合格。悔しくはなかった。

東京学芸大学附属世田谷中学校。
第一志望校より興味が大きかった。
わたしの天秤は〝この学校〟に傾いた。

「わくわくが止まりません !!!」
今後も寄せられたドラマを、各カテゴリーに随時アップしていきます。
  • 前のドラマ
  • 次のドラマ

PageTop