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親と子の栄冠ドラマ -中学入試体験記-

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最後まであきらめなかった娘の中学受験

  • 年度:2023
  • 性別:女子
  • 執筆者:
娘の中学受験をふりかえり、この2年の成長を記しておこうと思います。

娘は、5年になる春休みに入塾し、かなり遅いスタートをきりました。
それまで塾やそろばんなど何もしておらず、通信教育の教材も算数にはほぼ手をつけず、遊びやバレエなどばかりして育ちました。
九九も都道府県もなかなか覚えない、そんなのんびりした娘に、なぜ中学受験をさせようと思ったのか、正直今でもよくわかりません。

そんな娘なので、入塾した頃は、分数や小数点のかけ算・わり算すらもあやしく、算数は最後の最後までなかなかできるようにはなりませんでした。きっと苦手意識が強かったのだろうと思います。
こんなにできないのでは、私だったら泣いていやになるだろうと思うほどだったのですが、日能研の先生方のあたたかいご指導のおかげか、最後まで一度も塾をやめたいということはありませんでした。
いつも楽しく通塾し、いつからか「勉強が楽しい。」と言うようになり、最後には、あれほど苦手だった算数すら「算数楽しい。好き。」と言ったので、大変驚かされました。
学校のお友達がたくさん通っていたことも大きかったと思います。みんなでがんばる一体感を持てるのが集団塾のよいところで、娘にはあっていました。一人ではなかなかこんなに大変なことをやりとげることはできなかったと思います。

日能研は、テストがレベル別になっているので、親子ともに過度なプレッシャーがかからず、マイペースにやれたのはよかったのかもしれません。
兄の時の中受の経験から、受験に勝ち抜いても、その先の進学校の厳しさも痛感していたため、娘の受験は個別や家庭教師はつけず、親もあまりかかわらず、娘自身がやれる範囲で入れる学校が余裕をもってやっていける適正校だと思い、先生に言われていることだけはしっかりやるよう声はかけ、ほぼ本人任せにしてきました。

とはいえ、さすがに最後の最後、娘が熱望している志望校のことを思い、そこまで真剣に努力しているならと見かねてみてみると、なんとメモチェがまだ2周目も終わっておらず、目が点に・・・。
まさに受験一ヶ月前の1月に入ってから、いやもう少し遅い冬期講習が終わってからだったかもしれません。計算・漢字・メモチェ(社・理)のルーティーンを毎日必ずやることを“徹底”し、受験までになんとかメモチェは3周目を終わらせ、あとは徹底して過去問、特に苦手だった算数に親子で必死にとりくみました。

最初の小問集合を何分までにやり終えるか、どのタイミングで見直しするかなど、一緒に作戦もよく練りました。
伸びしろありまくりガールだった娘は、多分、最後の最後の本当に最後の一ヶ月、いや二週間、いやいや最後の2日でも、すごい伸びをしたと思います。
2日前に「算数、いけると思う。」とまっすぐ前を見た娘の横顔は忘れられません。

もう少し早くから進捗をみてあげていたら第一志望にも合格できたのではないかとの思いもありますが、結果的には、通学もしやすく、馴染みのある、娘にぴったりな学校に決まり、本当によかったと思っています。

私は、何度も娘にお友達と一緒に楽しく公立に行こうとか、受験校を変えた方がいいんじゃないかとか、悪魔のささやきをする悪い母親でしたが、最後までぶれることなく自分の目標に向かって意志を変えず、最後の1秒まであきらめなかった娘を心から尊敬しています。

最後まで優しくあたたかく娘を支えてくださった先生方、本当にありがとうございました。
今後も寄せられたドラマを、各カテゴリーに随時アップしていきます。
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