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親と子の栄冠ドラマ -中学入試体験記-

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第一志望校に合格するために

  • 年度:2023
  • 性別:女子
  • 執筆者:
彼女(次女)の中学受験への挑戦は、長女の中学受験の過程で志望する中学校が出来たことで、自身の希望で新3年生より入塾4年間在籍しました。
この4年間の受験勉強、特に6年生での1年間は、トライアル&エラーの連続でしたが、多くのことを吸収し、成長した1年だったと思います。

最初の壁は、6年生のGW明けに初めてクラスダウンしたことです。
「志望する学校への受験が叶うようにA上位クラスを維持して行こう」といった矢先のことでした。
今思えば、この一回目のクラスダウンによって、当時、社理の成績が振るわなかった為、弱気になっていた私の横で「絶対に戻る!」と言い放った娘の姿は、私自身の受験への覚悟も固めさせてくれました。
平均を下げてしまう、社理の復習がし易いようにコピーややり方を話し合い、復習時間や方法を修正していきました。
結果、見事に返り咲き!このまま夏期講習もあるから気を緩めないように声がけをしてきましたが、そこは6年生とはいえ子ども、再び気が緩んでしまったようで、夏期講習を初めて通常コースで受講することになりました。

2回目の壁、クラスダウンは、大事な夏休み時となりましたが、私も彼女も冷静に受止め「とにかく通常コースで基礎を固めつつ、ユリウス(個別塾)では、発展系の問題を重点的にやって貰って、基礎も固めて発展もやる、苦手がなくなれば一石何鳥にもなるよ!大作戦」とお互いに目標を確認し合うことで、夏期を乗り切るモチベーションになりました。
結果、無事に夏休み明けに再び返り咲き!その後、クラス異動がなくなるまでA上位クラスを維持することが出来たことは、頑張れば、結果はついてくるものと、彼女の自信の一つになっていると感じました。

とはいえ、A上位クラスにいたら、志望校の合格できるわけではありません。
秋から始めた初めての第一志望校の過去問演習は、思っていた以上のボロボロの点数に親子で一瞬びっくりしましたが、冷静にできなかったものを見直しました。
我が家の過去問演習は、ユリウスの過去問対策講座と冬期講習で、第一、第二希望の過去問演習を全て網羅してもらいました(家でそれ以上の時間がなかなか作れなかったので)。
その為、冬期講習は、今まで昼食を取りに帰宅していた(帰宅を望んでいた)彼女に「もう時間はない!お弁当をもって終日塾に行こう!」と提案「何日間かは、帰りたい」という彼女の希望も受け入れて、腰を据えて勉強ができたことで、第一志望校の過去問演習でも順調に合格最低点を上回れるようになりました。

ところが、1月最後の過去問対策講座、ここでも合格点を取り、弾みをつけたいと思いましたが、またしてもボロボロの点数・・・初めての時と並ぶのでは?と思うほどでした。
そのような中でも私たち親子が共通して密かに嬉しく思っていたのは、社会の点数でした。本当に数点ずつ伸びていき、最後のテストでようやく50%取れたのです。前回からの数点アップとはいえ、お互いのモチベーションアップの支えになりました。

残り2週間、最後にもうひと踏ん張り!と各科目の間違えた原因を確認し合い、二人で社会(歴史)を時代ごとにまとめ直し、理科のメモリーチェックでの再確認、国語の漢字(6年生の日能研全国公開模試等で間違えたすべての漢字と同音意義語で作った母作オリジナルの漢字演習)解き直し、算数は、ユリウスで演習を繰り返しました。もうここまで来たら、やってきたことを繰り返し確認していくしかないのです。

そうして迎えた我が家の受験初日、第一志望校の受験が終わった彼女は、力を出し切れたようで試験の内容を明るく話してくれました。

結果は、見事第一志望に合格!親子で抱き合って喜びました。
正確に言うと嬉しくて泣きじゃくっていた私を見て娘が抱きしめてくれたのですが・・・

4年間という長い受験勉強を頑張れたのは、彼女の「この学校に行きたい!」という強い意志が全てだと思います。

これから受験を迎える皆様、志望校はぜひ親子で話し合い、早めに決めることで明確な目標になると思いますし、情報収集もし易くなります。我が家は、入塾前から志望校を決めているという稀有なケースかもしれませんが、第二、第三希望の学校も「ここなら!」という学校を話し合って決めました。

私たち親が出来ることは、本当に限られたことで、一番大変なのは、本人と思いながら、並走して見守れたことは、私としても貴重な経験になりました。
今後も寄せられたドラマを、各カテゴリーに随時アップしていきます。
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