コラム・読み物

コラム・読み物トップへ

親と子の栄冠ドラマ -中学入試体験記-

関連キーワードへ

この記事の関連キーワード
過去問への取り組み
家族の支え・フォロー

覚悟を決めて

  • 年度:2023
  • 性別:男子
  • 執筆者:
日能研に入ったばかりの息子は、テキストを忘れてコピーしてもらったり、テストに消しゴムだけで行ってしまったり。遊びたい気持ちももちろんあり、計算と漢字が終わったらゲームOK、などルールを決めると、ゲームを早くやりたいから塾の勉強を早く済ませるという感じでした。

6年になって算数が面白くなり算数の成績が少しずつ上昇するものの、第一志望校のR3に入るかどうか。ただ秋からは第一志望校の過去問にじっくり取り組みました。一冊終わり、メルカリでさらに過去の問題集を購入。合計7年間分の一次と二次試験の問題を解いて、問題のパターンを体で覚えていました。それでも後半の256のテストもふるわず。

受験直前には、もうこれだけやったんだから、結果がどうであろうと受けとめて「お疲れ様、よく頑張ったね」と笑顔で言おうと覚悟を決めて深呼吸をする日々。

そして向かえた2月1日の一次試験の結果は不合格。眠れぬ夜を過ごして、より一層強い覚悟で臨んだ2月2日。私は動揺を押し殺し、いつもの気持ちで試験を受けられるようにと願いながら送り出しました。試験中は3日のこと4日のこと、次の手をどうするか色んなことを頭の中でシミュレーションしながら過ごしていました。長い1日が終わるその日の夜、第一志望校合格が分かりました。私は走り出した頭の回転が止まらず、しばらく緊張が解けず、合格を受け止めるのに、時間がかかりました。久しぶりにゲームを始めた息子を見て、ようやく受験が終わったのだと肩の力が抜けました。
今後も寄せられたドラマを、各カテゴリーに随時アップしていきます。
  • 前のドラマ
  • 次のドラマ

PageTop