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親と子の栄冠ドラマ -中学入試体験記-

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最後まで走り抜けて

  • 年度:2023
  • 性別:女子
  • 執筆者:
1月受験は2勝2敗という結果でした。
1つでも合格をいただけたことで精神的にゆとりはできました。

迎えた2月の本命。
直前の過去問で合格点に達していたので親も本人もイケるか!?と思っていたのですが、残念ながら第一志望は不合格でした。そして合格できると思っていた他校も不合格。
その後も何回か受験チャンスはあったのですが初日の不合格で本人の心が折れてしまい、「もう受験終わりでいい」と嘆いていたのですが、「悔いが残らないならそれでもいいけど、結果はどうあれ最後までやり切った方がいいんじゃないの?あとできっと後悔すると思うんだ。」
と伝え、本人もやり切る覚悟を決めました。

その後に受けた、たぶん難しくて合格は厳しいかもしれないな、と内心思っていた学校からなんと合格をいただくことができました。番号を探すタイプの結果発表で、番号を見つけた時には感極まって手が震え、叫びましたよ。ええ。
親としては本当に十分すぎる結果で、娘ももちろん喜んでいましたが、第一志望に合格できなかったことで本人が深い傷を負っているのは目に見えてわかりました。

受験て恋愛に少し似ていますよね。
恋焦がれた学校にOKの返事をもらえるかどうか。
恋焦がれた第一志望に残念ながらOKはもらえず、娘は人生で大きな挫折をしたと思います。
今までも資格試験等で悔しい思いをしたこともありますが、何回もチャンスがある資格試験とは違い、一発勝負の中学受験。結果は残酷だし、時を戻すこともできない。
3年間思いをよせた恋は失恋に終わって、今は言葉で表せない悲しい気持ちもあるでしょう。
これからも悔しい思いをすることもたくさんあるでしょう。
娘の気持ちを考えると私心痛極まりないですが、でもいつかきっと笑って思い出せるように、結果この学校でよかったねって言えるように、共に成長して乗り越えていきましょう。

叱咤激励することも多々ありました。
親の方が先にあきらめそうになることもありました。
でもあなたは最後まで走り抜けてくれました。あなたのことをとても誇りに思います。

あなたが合格を手にした学校もとても素晴らしい学校だと思いますよ。
中学受験は通過点で、ここからがまたスタートでもあります。
中学校生活をたくさんたくさん楽しんでください。夢に向かってまた走り出してください。
3年間本当に本当にお疲れ様でした。
今後も寄せられたドラマを、各カテゴリーに随時アップしていきます。
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