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親と子の栄冠ドラマ -中学入試体験記-

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娘の得た強さ

  • 年度:2023
  • 性別:女子
  • 執筆者:
受験日当日、おかげさまで無事受験当日が迎えられた、それだけで本当にありがたいという気持ちでいっぱいでした。受験の日程も先生としっかり組んでいて、まだ初日、合格を頂けなくても、まだまだ想定内、大丈夫、と思っていました。

しかし本当に残念な通知を受けて、その日は中々眠れませんでした。受ける前まではどこか受かる気がするもので、実際に残念な結果がでて初めて、受からないんだと驚き戸惑いました。でも母が残念な素ぶりを見せたら、本人の感情が置いていかれてしまう、私の動揺が伝わらないように、親は受けないんだから眠れなくてもいい、明日こそは次こそはうちの番だ!と思う様に心がけて眠りました。

2日目は本人の顔にも元気がなかったため、とにかく笑わせよう!ということに集中し、変な話をしたり音楽を聞いたりしながらリラックス出来る様に会場へ向かいました。その後親一人になるとまた不安になり、1月での残念だった学校なども思い出し、娘に悲しそうな顔をさせるのは辛い、もうこれっきりにしたいと思って心が折れそうになりました。

午前もあまり上手くいかず、ダメな気がする、と心が完全に後ろ向きになっていた娘に、好きな画像を見せて気分を切り替え、「色々あるけど、それは後で一緒に考えよう。いまはとりあえず問題だけ解いてきて」と伝えました。

そしてその午後入試で見事合格を頂きました。

入試期間中、親である私は逃げたくなったり、もういいんじゃないかと諦めそうになったりしていました。でも娘は残念な結果を受けても明日行く事もやめず、いつものように帰ってからも明日の勉強を続けていました。
娘はまだ幼くメンタル面も弱いと思っていました。しかし、今回の受験を通して、娘は弱い様で強く、しなって折れない強さを掴んでいたのだと知りました。
そして娘は続ける事で得られる強さを知っていて、どんな状況でも進み続ける事が出来るようになっていました。この道は合っているのか?意味があるのか?親が勝手に不安で動けなくなりそうな時も、止まらず歩み続ける事ができる強さを得ることが出来ていたのだと知りました。
この強さは、本人の今までの努力、そして出会った友達、何より日能研の先生方から体に染み込ませてもらったことだと思います。合格は勿論ですが、この強さを得られた事が、この中学受験での一番の宝物です。

保護者の皆さんへ。もし仮に残念な結果に心が折れそうになっても、いつか、あれは辛かった!!と笑える日が来ると私は思い込んで過ごしました。大変な心労ですが、どうか信じて乗り越えて下さい。

受験生の皆さんは、毎日が順調なだけでなく、不安で動けなくなりそうな時もあるかと思います。結果を求めて不安になりそうな時、まずはこの一歩を信じて行動して歩み続ける事で必ず前へ進み未来に繋がると思いました。日能研の受験生の皆さんを応援しています。基本を大切に、健康に受験の日が迎えられます様に。応援しています。
今後も寄せられたドラマを、各カテゴリーに随時アップしていきます。
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