努力をすれば夢は叶う・・・とは限らないことを改めて知る。
それは両親も勉強やスポーツ、何事においても数え切れぬほど体験してきた。
親子3人が好きなバスケットボールも、努力を重ねても格下のチームに負けてしまう時もある。
勝つべき相手にしっかり勝ち続けるだけでも難しいことであり、格上の相手に勝利することがどれだけ大変かつ幸運なことかも十分過ぎるほど分かっている。
しかし、その一方で格上にチャレンジして勝利を手にしたいという本音は誰だって隠すことはできない。
息子の受験は、勝負事の厳しさを親子揃って改めて教えられることとなった。
レベル的にチャレンジ校と位置づけられる学校はすべてダメだった。
受かるべきレベルの学校については、いずれも合格を手にできただけでもよかったのかもしれない。
勝てるべき相手にはしっかりと勝利を手にする力を授けてくれた先生方には、感謝の念でいっぱいである。
先生方のご指導が申し分のないものであったことは、息子の言動から十分すぎるほど伝わっている。
それにも関わらず、チャレンジ校に勝てなかった理由は、バスケと一緒である。
チャレンジ校を目指すには、努力と工夫が足りない点があったことは十分過ぎるほど痛感している。
入試期間中にインフルエンザにかかるというハプニングも、本番を万全の状態で迎えられないという一流の選手にあってはならない事態であることは言うまでもない。
上を目指し、高みに立つためには何が必要か、そして何があってはならないかを心と身体で実感できたことが、何よりの収穫であったと思う。
4月から通うことになる学校は幸い勉強のみならず、部活も非常に力を入れていて活気に溢れている。
今回の受験により手にした収穫を糧にして、向上心溢れる中学校生活を送ってくれることを切に願っている。
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- 今後も寄せられたドラマを、各カテゴリーに随時アップしていきます。