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親と子の栄冠ドラマ -中学入試体験記-

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やりきった吹奏楽部と受験

  • 年度:2024
  • 性別:女子
  • 執筆者:
【習い事について】
我が娘の入塾は新小4の2月から、その年は、英会話教室、テニススクール、
そして大好きだったピアノ教室に通っていました。
4年生中に、60分未満で通学できる範囲の中学をいくつか見て回り、そのうち
千葉県の一校の先生達の対応を大変気にいって、入学を熱望するようになりました。

新5年生になった際には、志望校に行きたい気持ちと
週末のテストの増加や、復習をこなすのも大変になってきたこともあり、
日能研の勉強を優先して、習い事は3つともやめることにしました。

しかし、5年生の時から小学校に吹奏楽部が新設され、
練習が朝の始業前50分間が主だったので、少し早めに寝れば通えそうなことから
娘が入部したいと言いだし、私達も学校生活の充実も大事なことだと思って了承して
ここから週4日の部活と、日能研の併存生活が始まりました。

【併願について】
5年の頭から6年生の夏まで、波はあったものの55~60の中間よりちょっと上
くらいを1年半、キープし続けました。
23区内在住ですが下町の方なので、この辺の偏差値帯の女子皆さん同じように
いわゆる実力相応校とされる所が少ないですよね。併願校は非常に悩みます。

熱望校は、平均偏差値がR3に届くか届かないかのところでしたので、
R4が、「5」くらい高い学校から「15」くらい低い学校まで、10数校ほど見学し
雰囲気などで娘が気に入るかどうかを最優先で、併願を検討しました。

その結果、第二志望には先輩達がとても優しくて楽しそうだった様子の
(成績上ではいわゆる安全校と言われる、自分の持ち偏差値よりR4が8低い)
学校に決め、他に通ってもいいと思える学校を他に10校ほど見出しました。

そして、熱望校含めて全部で12の学校について、1/10の受験開始から2/5まで
ココに受かったらアソコを受ける、落ちたらコチラを受けるというように
合否によるパターンをいくつも想定したフローを、6年生の上旬に組みました。

実際の試験日程に入ったときに迷ったりしないように、
第二志望校より第三志望校はR4が10高(大学合格実績等も大分良い)かった
ですが、「両方に受かった場合は、第三志望校には行かない」というように
子供と共に決めた志望は、ブレずに徹底すること、これは大事だと思います。

【直前での偏差値の下降】
6年生に入ってからも変わらず、毎日コツコツ勉強を続けていましたが
巷で聞くように、それまであまりヤル気が出ていなった子にエンジンがかかると
言われていた夏以降、ジリジリ成績が落ち始めました。

最後の2つの日能研全国公開模試の合格判定では、熱望校と第三志望校は受験「再考」の域まで
入っています。
それでも、年間の平均偏差値ではまだR3に近かったこともあり、
始めから決めていた志望校へチャレンジすることは、変更しませんでした。

【受験結果】
1/10からの埼玉受験では、最終的な平均偏差値からR4が2低い学校を2校、
R4が3高い(R3には入っている)学校を1校受け、全て合格をもらいました。
「3年間もこんなに頑張ってきたのに、もしかしたらどこにも受からないのでないか」と
不安も抱いていたので、最初の合格は震えるほど嬉しかったです。
千葉・東京が全滅だったら引越をして、このうちの1校に通っても良いと思ってました。

この時に感じたのは、やはり平均偏差値は嘘をつかないなということでした。
R4あれば8割は受かる、R3に入っていれば合格の望みがあるというのは、
体調さえ万全ならば、個人個人になっても反映されるものです。

そして本命の1月後半の千葉受験。熱望校と第三志望校の2校を受けました。
第三志望の方はだめでしたが、第一志望の熱望校からは合格をいただけました。
我が子ながら凄いなぁと、よく頑張ったなと尊敬しています。
第一志望校の方がR4は少し高かったものの、過去問では合格最低点に近い点数を
出していたので、学校ごとの問題の相性もある程度、影響があるのでしょうか。

せっかく過去問をいっぱいやってきたので2月頭も受験をして、都内でも1校
合格をいただき、我が家の中学受験は終わりました(千葉の熱望校へ進学予定)。
そして、その翌々週、この2年間ほぼ休まず練習した吹奏楽部での最後の東京都
演奏会を立派にやり切って、
日能研と吹奏楽部の併存生活が終わった今、何だか寂しい気持ちになっています。

【振り返って】
ここで、合格の要因を一つ書かせていただくとすると
・試験日以外は小学校を1日も休まず
・週4日の部活(演奏会前は平日全て・週末も半日練習)も試験日以外は休まず
続けたこと
これによって、平常心を保って受験当日を迎えられたことが最大の要因ではないか
と思っています。

娘もピアノの発表会や、吹奏楽部演奏会での演奏前は非常に緊張したようですが、
試験に関しては、熱望校の受験日を含め別に緊張はしなかったと話していました。
試験日前に学校を休んで缶詰めになったりせず、いつもどおりの生活をし、受験
当日も単なる通過点として望むことができるようにすることが、合格への近道なのだ
と思います。

また、最後まで娘の沢山の質問に日能研の先生方にお付き合いいただけたことも
合格の大きな要因であることには間違いありません。
合格酒だけでは足りない思いで大変感謝しております。
先生方本当にありがとうございました。
今後も寄せられたドラマを、各カテゴリーに随時アップしていきます。
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