息子の合格は、日能研の先生方と友人の支えなしでは勝ち取れないものでした。
精神的に弱い息子は、5年の最後からチック症状がひどくなり、通院しながらの受験となりました。
日能研の先生にご相談しましたところ、各教科担当の先生方とも情報を共有してくださったので、
息子の様子や声かけなど細部にわたり気にかけていただけました。
また、志望校選定にあたっても、息子の性格を考え、
偏差値にとらわれない志望校選びをしてくださいました。
偏差値上では幅広い志望校となりましたが、
息子が入学してから伸び伸びと過ごせる学校を受験することとなりました。
受験直前、プレッシャーからか日能研に行きたがらず休む日もありましたが、
息子の気持ちを汲んでくださりいつでも温かく対応してくださいました。
ここでもし喝を入れられたら、ますます逃げ出してしまって受験に向かえなかったと思います。
最後の模試も緊張からか国語は半分白紙、本人も途中で寝てしまったというではありませんか。
ほかの教科も全くやる気が出ず、第一志望に15も足りない偏差値をとってきました。
この時、病院では一過性の欝と言われました。
もう受験はできないのではと思った年末。
うちの子にとって、受験を選択したのは間違いだったのではないかという葛藤。
そんな時でも、先生方は息子に歩調を合わせていつでも待っていてくださいました。
そして、冬期講習で先生方が自信をつけさせてくださったため少しずつ復調し、
1月校はなんとか合格をいただくことができました。
2月の入試では、初日に受験した第二志望校の合格発表が2日目の夜に出るということだったのですが、
2日目の午前入試のあと
「昨日の第二志望校は絶対受かっているから、このあとの第三志望校の入試は行かない!」と
息子は午後入試を受けずに勝手に帰宅してしまう逃走事件がありました。
日能研に連絡したところ、先生方が説得に追いかけてきてくださいました。
結局その日の午後受験は受けず、先生より「学びをやめないで。日能研にこのあとおいで。」と
声をかけていただき、息子はそのまま志望校対策をしに向かいました。
入試期間の志望校対策では、長い期間息子を見てくださっていた先生だからこそできる技なのでしょうか、
最後に一言ずつ的確なアドバイスをいただき、
その言葉を入試で忠実に守った息子は見事第一志望に合格いたしました。
息子は友人にも恵まれ、授業のない日はクラスの友達と誘い合って自習に通い、
わからない問題は互いに教え合い、たくさんの良い刺激を受けることができました。
日特では一生の付き合いになるであろう気の合う二人の友人ができました。
第一志望校の受験の日、二人の友人と共に三つのNバッグを並べて受験会場に向かっていく後ろ姿に、
いままで支えてくださった先生、友人への感謝の気持ちと、
最後まで潰れることなく頑張り抜いた息子を誇りに想う気持ちで涙が出ました。
私たち親子をいつでも支えてくださった皆さま、本当にありがとうございました。
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