娘が4年生の1学期ごろ、精神的ストレスからか、チックの症状が出始めました。
それと合わせてひどい反抗期、と言ってもそれはチックの症状の一つで、勉強どころではありませんでした。
その時は、受験勉強や通塾のストレスが原因と思い、塾をやめさせようと思いました。
しかし、家で勉強することを強要しない、宿題も無理にやらせない、通塾だけさせようと主人と話し、5年生の夏くらいまでそのような生活が続きました。
復習もやらない、テスト直しもしない、そんな通塾生活に不安がなかったわけではありません。
でも、娘も自分ではどうにもならない体の症状と戦いながら、自分でできることを少しずつやっていたようで、なんとか通塾を続けることができました。
少しずつ、本当に少しずつチックの症状も(結局今も残っていますが)軽くなり、それと共に反抗的な態度も治まりました。
母親として、娘が気持ちよく勉強ができるよう、成績についてとやかく言うことはほとんどせず、衣食住のサポートに徹しました。
正直、チックが悪化することが怖かったのですが、受験勉強は娘の希望でもあったため、どうしたら精神的に追い詰められずに勉強できるか、そればかり考えていました。
6年生になり、さすがにのんびりもしていられなくなりましたが、最後までマイペースに受験勉強を続け、第一志望校は不合格だったものの、第二志望校の合格をいただきました。
今は、娘本人が、「4年生の時にもう少し勉強していたら、第一志望も受かったかも」と、冗談も言えるようになりました。
いろいろな受験勉強の形があると思いますが、長い受験生活、何が起こるか分かりません。
体のことなら尚更です。
なにかと偏差値や学校のネームバリューに振り回されがちですが、親だからこそ、子どもの様子に常に目を向けて、冷静な判断と対応が必要だと思います。
子どもは素直です。親の気持ちは十分に伝わっていると感じます。
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