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親と子の栄冠ドラマ -中学入試体験記-

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続 深くしゃがんで、大きくジャンプ

  • 年度:2026
  • 性別:女子
  • 執筆者:
1/31日、始発電車に揺られ東北方面に向かう親子。
昨晩、「通学シミュレーションがしたい」と懇願され、何も言わずに、片道3時間を付き合っていた。
新幹線の停車駅を通過し、鈍行電車は更に北上すると、いよいよ車両の扉開錠は手動に切り替わり、車内に掲示してある路線図には1月10日に合格を頂いた最果ての目的地が、左隅に記載されていた。
ようやく8:15分、ホームドアなど必要ない目的駅に到着すると、

小さな戦士は一言
【よし!通える!後は野となれ山となれ!】
小さな戦士は、腹を括っていた。

6年間毎日は通えるわけないよ。
私は心の中ではそう思ったが、娘の決意の表情を前に何も言う事が出来なかった。

2月1日、本番が始まった。
狙うは、お兄ちゃんが通う中高一貫校、足りない偏差値15以上。

無謀な受験スケジュールに親身になって対応してくれる日能研の先生方の身の丈にあった提案には一切聞く耳を傾けず小さな戦士は前を向いていた。

あっという間に、気がつけば2月4日夜になり、予想通りの全戦全敗。
本来なら心が折れてもいいはずだか、この絶体絶命の状況になっても、泣く事も取り乱す事もなく乾坤一擲(けんこんいってき)の覚悟を貫いていた。

最後のチャンスの2月5日の朝。
4度目の挑戦となる受験校の倍率は25倍を超え、終戦ムードが朝から漂う状況の中とうとう2歳上の兄が手を差し伸べた。

【今日は、このバックを背負って行け】
それは、2年前に兄が通塾で使用していた日能研バックだった。
【それから、これも持って行け お守りだ】
兄が記念として大切に保管していた同校の2年前合格時の受験票。
【自分の受験票の下にお兄ちゃんの受験票を忍ばせて持っていけ!】

生まれた年は異なるが、奇跡的に誕生日が1日違いで生まれた兄妹の強い絆が見えた。

2月10日から
埼玉、千葉受験合わせて10回
東京、神奈川合わせて9回

合計19回受験して、16回落ちても諦めなかった小さな戦士は、春から予定通り大好きなお兄ちゃんと同じ学校に進学する。
今後も寄せられたドラマを、各カテゴリーに随時アップしていきます。
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