我が家では2度目となった中学受験でした。長男のときと同様に娘も3年生の2月に迷うことなく日能研へ入りました。娘も「今度は自分の番!」と楽しみにしていたようです。幼い頃からませていて読書も大好き、口も達者な娘をみていて、入塾直後は息子の時よりも成績の心配なく難関校辺り狙えるのでは?等と思っていました。
しかしまぁ、全然違いましたw。プライドは高いながらも成績は振るわず、出来ないと開き直るか、拗ねる娘に、何度か親子げんかを勃発した後、「これは勉強嫌いにならないようにマイペースにやらせた方がよさそう」と判断。できるだけ口を出さず、彼女のペースで(ある意味ほったらかし)で過ごさせるようになりました。
4年生の夏休み明け、さらに成績は下降し、塾で一番下のクラスへ。泣いて悔しがる娘に、日能研の担当の先生が温かくも厳しく、夏休みの過ごし方、宿題のやり方を振り返り娘と話してくれました。その辺りからは、自主的に、浮き沈みしながらもじわじわと力をつけ、調子に乗ってはクラスを落ち、次のテストで這い上がる。という3年間を過ごしました。
結果、彼女が日能研に通い始めたときから入りたいと言ってくれていた私の母校に入学できました。入試当日は、「人生で受けたテストの中で今日のテストが一番楽しかった!」と言って出てきたので、親としてはかなり不安になりましたが、しっかり初日の合格を手にしてくれました。
長男の時に、何度も日能研の先生に「息子さんを信じましょう」「どんなサイトにも受験指南本にも登場しているのは息子さんではない、どこかの誰かです」と言っていただき、その度に、ハッと我に返るような経験をさせていただきました。1月受験で予想と違う結果が出て、2月の受験校を見直さなくていいかとアタフタしたときも、「息子さんを信じましょう」と。その経験が娘の受験でも活かされました。子ども一人ひとりをよく見て、性格やタイプを理解しながらサポートしてくださった日能研の先生方には、本当に感謝しかありません。そして我が家の2回の中学受験の経験が、家族の絆や結束を強めるとても大切なイベントになったと思っています。
息子の中学受験の時、小さな1年生だった娘が、今年私と同じ身長になって「行ってくるね!」と試験会場に向かう姿を見て、やっぱり中学受験は我が家にとってはやって良かったことだなと思いました。
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