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親と子の栄冠ドラマ -中学入試体験記-

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塾の先生に頼るのが一番

  • 年度:2025
  • 性別:女子
  • 執筆者:
娘は、3年生の夏期講習から、日能研に通い始めました。当初から塾が好きで、授業も試験も1日も休むことはありませんでした。

常におおよそ上から2番目のクラスにおり、新6年生になった頃には、テストも上り調子で、一番上のクラスに上げていただきました。

しかし、6年生の夏前から、目に見えて成績に苦しむようになりました。
おそらくですが、6年生の夏に、目の色を変えて勉強するお子さんが増えるため、それまでの勉強方法を大きく変えなかった娘は、相対的に成績が下がったのだろうと思います。

秋になると、日能研全国公開模試での苦戦が顕著になり、成績の下降により、クラスを下げただけでなく、難関校日特もあきらめることになりました。

秋から冬にかけて、苦しい時期が続きました。どれだけ勉強しても、成績が上がらず、むしろ底無し沼のように下がり続けるような錯覚に陥ります。受験までこのまま下げ止まらないのではないかとの恐怖を覚えました。

そして、インターネットに溢れるブログなどの情報が、苦しさに拍車をかけます。曰く、過去問で最低合格点に10パーセント足りなければ不合格になる、模試の持ち偏差値が5足りなければ不合格になる、合格できるかは試験問題との相性次第である、等々。
しかし、娘に第一志望校の過去問を解かせても、合格最低点にははるかに及びません。このまま受からないのではないかと、親子で暗い気持ちになりました。

このような、苦しい時期には、室長先生との保護者面談を行っていただき、乗り切ることができました。
結論として、インターネットの情報に頼るのではなく、困った時の判断は、塾に任せるべきです。塾の校舎には、同じ学年のお子さんだけでも100人以上在籍しており、データの蓄積もノウハウも、ブログなどとは全く違います。

面談の結果、娘の弱点は、算数だということになり、428の繰り返しに加えて、直前期には志望校に合わせて、特別対策プリントを出していただけることになりました。
国語は漢字と語句、社会と理科はメモリーチェックを地道に繰り返せば大丈夫とのお話でした。

そして、娘の性格を考慮して、1月の前受け校で合格して勢いを付けられるようにと、2校を選んでいただきました。結果として、1月の2校とも合格できました。

算数の過去問対策でも、無理に深追いせずに、大問1の計算と一行題と、大問2以降の(1)を確実に取ることという方針を示していただき、それに合わせて過去問を解き進めると、徐々に点が取れるようになりました。1月のことです。
そして、本試験では、娘曰く、これまでの過去問と比較して、算数で過去最高の点が取れたとのことです。

2月1日午前の本命校を受験した後、午後入試の開始まで少し時間があったので、一旦自宅に帰宅して、娘に昼寝をさせたところ、急に疲労感を感じたようで、午後入試には行かないと言い始めました。しかし、午後入試は、抑え校として、必ず合格しておきたいという気持ちがあったので、困ってしまいました。

慌てて塾に電話をすると、室長先生が電話を娘にかわっていただき、お話をしてくださいました。その結果、娘は、やっぱり午後入試も受けると言い、無事に受けることができました。

これまで一度も試験を休むとは言わなかった娘が、本試験になると、大変なプレッシャーにさらされたのだと思います。試験当日には、想像もしなかったようなことが起こります。
そして、困ったことがあった際には、家庭内で抱え込まずに、すぐに塾の先生に連絡するのが最善であるとわかりました。少し迷惑だと思われるくらいで丁度いいのだと思います。

インターネットを見て思い悩むのは、絶対にやめたほうが良いです。過去問は夏などの早い時期から、10年分を解くべきなどという記載も見られますが、娘の場合、一か月前の段階でも、合格最低点には遠く及びませんでした。また、問題傾向にも数年で変化があります。
試験前の最後の一か月は、実力が本当に急に伸びるため、塾に、苦手分野の克服をお願いすることで、点数を大きく伸ばせる可能性があります。

ですから、過去問の合格最低点や相性を自己診断して、受験をあきらめてしまうのではなく、困ったことがあれば、全て、経験豊富な塾の先生に相談して、意見をうかがい、そのとおりにすることが、結局は最善であるとわかりました。

結果として、1日に受けた2校とも、合格をいただくことができ、家族で泣いて喜びました。
室長先生をはじめとする日能研の先生方、スタッフの皆様には、娘の受験をサポートしていただいたことに感謝しかありません。
今後も寄せられたドラマを、各カテゴリーに随時アップしていきます。
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