我が子は昔からマイペースな男の子で、周りに流されず、自分のペースを大切にするタイプです。
受験を意識したのは2024年1月でした。
隣駅に日能研が開校することを聞いた息子が、「模試を受けられるんだって」と興味を持って話してきたことがきっかけでした。
そこから我が家の受験生活が始まりました。
5年生から入塾し、成績は緩やかに右肩上がりで推移しました。
6年生になって最初のテストがピークで、そこからは少しずつ右肩下がり。親としては焦りが募るばかりでした。
特に苦手だったのは国語と算数。
息子は「苦手なものは後回しにする」性格で、復習を徹底できず、成績も安定しませんでした。
「なぜ復習しないのか」「どう声をかければいいのか」悩んだ日々は数え切れません。
また、息子には「この学校に絶対行きたい」という強い目標があるようには見えず、どこか淡々と勉強をこなしているように感じていました。
その姿に不安を感じることもありましたが、私は口出しするよりも、できる限り塾への送り迎えをし、帰り道に「今日はどうだった?」と塾での様子を聞くことを自分の役目にしました。
6年生になっても、成績が大きく伸びることはありませんでした。
それでも息子は自習室に通い続け、先生に質問をしていたようです。家ではなかなか集中できない分、日能研の環境に助けられていたのだと思います。
受験直前も、前日まで自習室に通い、先生方に支えていただきました。
その姿を見て、親としては「この子なりに戦っているんだ」と感じました。
迎えた本番。
目標としていた学校の1回目受験は、あえなく「不合格」。
結果を見た息子は泣いていました。
しかし、驚いたのはその後でした。
不合格を経験して泣いたその日も、息子はまた日能研の自習室へ行ったのです。
落ち込んでも立ち止まらず、毎日自習室へ通い続け、そして迎えて2回目の受験。
当日、息子は「行ってきます」と明るく言い、校舎の中へ入っていきました。
その背中を見て、胸が熱くなったことを今でも覚えています。
合格発表の時間。
パソコンの画面に表示されたのは『合格おめでとうございます』の文字でした。
一瞬、時が止まりました。
「間違いではないか」と思い、もう一度ログインし直して再確認しても、画面には同じ文字。
その瞬間、ようやく実感が湧きました。すぐに妻へ連絡し、学校にいる息子の携帯へ「おめでとう」とメッセージを送りました。
後から分かったことですが、自己採点プリントの裏には息子の本音が書かれていました。「これが最後の受験にしたい」と。
思えば、受験校すべてがチャレンジ校と思えるほどの成績推移でした。
決して順風満帆ではありませんでしたし、最後まで不安だらけの受験でした。
それでも息子が最後まで戦い抜けたのは、日能研の自習室という場所があり、先生方からたくさんの教えと励ましをいただけたからだと思います。
不合格を経験し涙を流した日も、また机に向かえたこと。
それが息子の中学受験で一番の成長だったのかもしれません。
日能研の先生方、最後まで支えてくださり本当にありがとうございました。
- ※
- 今後も寄せられたドラマを、各カテゴリーに随時アップしていきます。