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親と子の栄冠ドラマ -中学入試体験記-

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期待し、期待しない、バランス

  • 年度:2026
  • 性別:女子
  • 執筆者:
結果だけを見れば、我が家の中学受験は大成功。6年生から通い始め、初めて受けた2月の模試の偏差値は4科29、2科33。その1年後、第一志望だった学校(偏差値53)に合格。「ビリギャル」のようなサクセスストーリー。

しかし親の目から見て、本当に最大限頑張っていたかというと、そうでもありません。1年間を通じて、自ら沸くモチベーションに突き動かされるように目の色を変えて勉強する、そういう姿は見ることができませんでした。
あらかじめ決めたやることが全然できておらず、「テレビ見ちゃった」「ダラダラしちゃった」「寝ちゃった」「友達と喋ってた」などなど。結局、本番前日まで、そうでした。

親は合否にかかわらず、過程で評価してあげることが大切なのかなと思っています。結果的に合格したので、「だって頑張ったもんね、努力が実ったね」などという言葉が出てきそうになりますが、大事なのは結果じゃない・頑張った過程が大事、というのは、不合格だった子への慰め・励ましだけではなく、合格した子への戒めでもあります。結果がよかったからといって、それに至る過程をバラ色に塗り替えてはいけない。もちろん、そのことを過度に強調しすぎてもいけないかもしれません。
本人の主観として、「頑張った結果できた」と思える経験を得られたことは、自己効力感(自分はきっとできるという漠然とした自信)を高めると思います。今後の人生で遭遇する様々な問題や課題への向き合い方・姿勢の基盤になると思います。

ここまで読んで、やたらストイックな親だなと思われたかと思います。そのストイックさゆえに、我が子の「スイッチの入らない状態」に腹立たしさを、特に夏以降は感じました。
受験したい、頑張りたい、と言うには言う。だけど、常に、50%から70%くらいの努力しかしていない感じ。11月・12月あたりは、模試の偏差値が48前後にまできて、あと少し、手が届きそうなところまできているのに、なんでもっと本気で頑張らないの?と。腹が立つたびに、もう受験やめる?塾もやめようか?と、さじを投げたくなっては、ぐっと飲み込んでみる、腹に収める。もう期待しない!どうとでもなれ!と思ってみたり、いやいやそれは極端に走っていてよくない、と思ってみたり。
期待をかけながら、だけど、期待しすぎない、期待しないのだけど、期待はかけて前向きに向き合う。親自身も精神的・人間的な成長が求められる1年でした。
今後も寄せられたドラマを、各カテゴリーに随時アップしていきます。
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