精神年齢の低い男子でも活躍できる進学先をと思い、中高一貫の男子校を優先して説明会へ出席したり学園祭に参加して情報を集めました。
国立にある男子校が子どもの自主性を重んじる校風で、我が子の居場所がありそうと第一志望に決めました。
併願校も過去問対策を早めに着手し、合格最低点をにらみながら確定していきました。
12月からまだまだ伸びると信じて我が子に声をかけておりましたが、塾からの帰宅後は復習に向かうこともなく、テレビや動画などのスクリーンに時間を取られ、何度か厳しい言葉を向けてしまったこともありました。
過去問の手応えからも、第一志望は算数の出来次第に思われましたが、ミスも多く難問に取り組む姿勢もあまりみられなくなった時期がありました。その頃に、親としてプレッシャーをかけ続けるのではなく今の力を伸ばさずとも持っている力を出せるように、雰囲気作りをすべきかなと、少し割り切って伴走する役割を演じる事にしました。
結果は第一志望を逃し併願校に進学する事になりましたが、親子の関係は深まったと感じました。
親としても子どもと一緒に歩んで成長した実感で、今は胸がいっぱいです。
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- 今後も寄せられたドラマを、各カテゴリーに随時アップしていきます。