4年生開講から日能研に入塾し、A2からスタートしました。
優秀ノートをもらっているクラスメイトを初めて見た時、「私もノートをもらいたい!」とやる気に火が付いたようでした。優秀ノートを目標に、授業後に残って質問し、1階まで日能研の先生が送ってくださる日々が続いた後、「初めてノートをもらえたよ、5位だけど…」と嬉しそうで、かつ恥ずかしそうな顔で帰ってきました。今思うと、この小さな成功体験が、娘の土台になったのだと思います。
5年夏のNフレンズで、偶然に頌栄女子学院中学校を知りました。これまでいくつか学校を回っても、どの学校もしっくりこない様子だった娘が「私は頌栄に行きたい」と頌栄の文化祭で初めて言いました。その時点で偏差値は5以上不足。チャレンジできる成績まで伸びるだろうかと母は心配で一杯でした。しかし、第一志望が決まったことで、娘の成績はアップし、R3偏差値に届くようになりました。頌栄に合格するにはM1に上がっていた方が安心という日能研のアドバイスもあり、クラスアップを目指しました。ただM1の壁は高く、上がることができたのは、6年の6月。期限ギリギリでした。M1での席順はいつも後ろで、母の不安は尽きませんでしたが、娘の心が折れることはありませんでした。
頌栄日特に入ることができ、9月日能研全国公開模試では、R4偏差値に初めて届きました。しかし、10月公開模試の成績は思わしくありませんでした。娘は夏期講習に真剣に取り組んでいたので、そろそろ成果が出てもよい時期でしたが、成果はなかなか出ません。日能研からの帰宅後も勉強の日々で、生活スタイルが完全に夜型になっていたため、早朝から臨んだ公開模試では力を出せなかったのかもと思いました。
10月公開模試をきっかけに、遅くても21時半には就寝、朝6時に起きて、毎朝1科目5分間の「5分クイズ」を、父が行うことにしました。5分クイズとは、日能研の公開模試と志望校の過去問を教材にした誤答の解き直しです。母は4年からの公開模試を日付別に整理しておき、父が日能研のテスト結果データを分析しました。5分でギリギリ解き終わらない問題数を娘に出題し、誤答であった場合は次巡で再度解かせ、これを三巡しました。
解説を見て気づいたことは、娘にメモチェ(理科・社会)や語句のたしなみ(国語)に書き込んでもらい、算数の場合は、カードにまとめて、テストや入試の直前に確認するための短冊集にしてもらいました。5分クイズの効果もあり、11月、12月と徐々に偏差値は上がり、最後の公開模試では最高偏差値を更新しました。
1月受験。1/10に埼玉、1/21に千葉を受験し、両方とも合格をいただきました。しかし、点数開示される埼玉はギリギリ合格だったため、油断できないと思いました。
頌栄の過去問は、自信を付けさせるために過去5年分を三巡し、併願校の過去問も、3-5年分解きました。
入試前日の1/31は、娘は非常に緊張して「明日の試験でどんな問題が出るか不安だ」と泣きじゃくっていました。「ご縁のある学校の入試には、ラッキーがあるはず」と励まし、時事問題でやり残した問題があると言うので、それを解いたらとアドバイスしました。この心理状態で2/1を迎えると、力が出せないのではないかと案じた夕方、日能研から応援のお手紙と、私立中学に通う先輩からKitKatが届きました。このお手紙とKitKatのお陰で、娘の不安は消え、「明日は楽しんで来る」と言いました。
2/1午前。移動中、指を怪我した父の手当てをするほど余裕があり、娘は笑顔で試験室に向かったそうです。母は面接室前で娘と再会し、元気に手を振ってくれたので、安心しました。筆記試験の手ごたえはよくわからないけど、昨日見た時事問題が出て解けたとのことでした。ラッキーがあったようです。
午後受験を終えて帰宅し、風呂と食事を済ませ、息抜きに数か月ぶりにテレビをつけました。頌栄のHPをチェックしていた夫から、発表が19:45に早まると聞き、一気に緊張が高まりました。もし不合格であれば、翌日以降の入試に出願する必要があったため、すぐに発表を見ることにしました。家族4人集合して、受験番号とパスワードを入力し、ログインボタンは、娘が押しました。
「合格おめでとうございます」
家族4人で抱き合って泣きました。娘は「受かっている自信がなかったけど、受かって本当に良かった」と言いました。我が家の受験は、2/1に第一志望に合格するというありがたい結果で終了しました。尚、午後受験の併願校は不合格。受験は水物と痛感しました。
一度も日能研を辞めたいと言うことなく、次々と高い目標に向かって努力する娘の向上心が掴んだ合格だと思います。それも、日能研の先生方のサポートがあったからこそ。また我が家は共働きなので、FCNさんの美味しいお弁当にも助けていただきました。ありがとうございました。
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- 今後も寄せられたドラマを、各カテゴリーに随時アップしていきます。