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親と子の栄冠ドラマ -中学入試体験記-

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うちの子の受験

  • 年度:2025
  • 性別:男子
  • 執筆者:
大変なことも多い受験勉強でしたが、親子で協力して乗り切ることができ、塾の先生方には大変感謝しております。
おかげさまで子どもも学力と自信をつけることができました。
参考になるかわかりませんが体験記です。

▼勉強面
4、5年生のうちは休み期間だけ日能研の講習に通い、5年生の夏休み明けから正式に入塾しました。

はじめはGクラスに入れたもののすぐにAクラスになり、そのまま最後までA2クラスでした。

普段から読書が好きで国語が得意科目です。
一方理数系は苦手、社会も地理と江戸時代以前の歴史が苦手でした。
のびしろがたくさんある、と当初は前向きに考えていました。
5年生のうちは親子共に受験勉強に慣れておらず、週末のテストの復習もままならぬまま翌週に突入している状況でした。

偏差値というのは上がらないものだなあ、と思っていたら、6年生の夏休み明けからむしろ下がっていきました。
うちの子の成績が下がったというよりは、周りの子がみんな仕上げにかかっていたのだと思います。
親子共にこのあたりからようやく本気で頑張らないとマズい、という気持ちになったように思います。

まずは一番足を引っ張っていた算数の底上げを図りました。
毎日自宅で計算問題や一行問題を解く。テストはきちんと復習する。理解が甘い部分は栄冠で類題を解く。
当たり前の勉強ですが、親も一緒になって確認や解き直しを促すことで算数の理解を深めることができました(親も一緒に解いてみることで、難しさを共有することもできました)。
しかしなかなか偏差値は上がらず。最後は直前期の授業、日特とタイムトライアルで引き上げてもらったと思います。

社会と理科は基本塾に頼りましたが、合格力トレーニングプリントで不得意部分を掴み、自宅でフォローしました。
この二科目は12、1月の日特でも最後にグイッと引き上げて頂きました。

国語は99%塾にお任せだったのですが、以前もらった本人の不得意漢字の一覧が最後まで役に立ちました。
過去のテストで間違えた漢字をまとめてくださったプリントなのですが、ここにその後に間違えた漢字を書き足して活用しました。
それらの漢字は最後の最後まで苦手なものが多く、受験直前にようやくほぼマスターしたかな、という感じでした。
しかし、埼玉受験でまちがえた漢字もまさにこのプリントにあったものだったので、改めて千葉受験前に総復習して試験に臨みました。

▼生活面
家での集中力はあまり持たないタイプです。
自ら机に向かうことはないので、適当なタイミングで声掛けします。長い時間勉強することができず「息抜きしないとムリ!」というので、ギリギリ集中力が続く量の課題を決め、短時間集中の勉強を心掛けました。
もっとたくさん勉強している子がいる中イライラすることもありましたが、こういう特性・個体値のポケモンを育てるゲームなのだ、と思うことにして諦めました。

▼受験
第一希望は東京の中学でした。
ここは本人の実力よりも少し上で、少し厳しいかなと思っていました。

第二希望は東京と千葉に一校ずつありました。
この二校は実力相応ではあるものの安全圏とはいえないレベルです。

そこで、
・千葉の第二希望の学校に受かったら、2月の東京は予定通り第一、第二希望を受け続ける
・千葉の第二希望に受からなければ、2月の東京の第一希望を諦めて第二、第三希望を受ける
という作戦を立てました。

最後の個人面談の頃に成績が下降気味だったこともあり、少し弱気になっていたのですが、先生の「複数回受験の優遇があるから下手に色々受けない方が良い」というアドバイスと、「少し上でも意外とするっと受かっちゃったりするんですよね〜」というつぶやきで志望校を固めることができました。

受験は埼玉で合格を頂いたことで、うまく上昇気流に乗ることができました。
千葉の第二希望も合格し、ここでかなり自信をつけたようです。
そのおかげか東京の第一希望も全く緊張せず臨むことができ、手応えもあったようで、無事合格することができました。
過去問では得意の国語以外は歯が立たず、途中で放り出したくらいだったので、最後は良い波に乗れたことと運で乗り切ったような気がします。
ただ、埼玉千葉の合格で得た安心感と、得意科目では稼げるという自信がいい方向に作用したのは間違いないなと思います。
本人曰く、たくさん息抜きをしたことで勉強に集中できたのだ、とのことですが、これは本当かわかりません。
今後も寄せられたドラマを、各カテゴリーに随時アップしていきます。
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