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親と子の栄冠ドラマ -中学入試体験記-

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37からの最後の跳躍

  • 年度:2025
  • 性別:女子
  • 執筆者:
37
微熱のような偏差値で始まった小6でした。


栄冠の学び直し1すらやらない娘。面談で先生に相談し、基礎の基礎だけでもやっていきましょうと、授業毎にプリントをもらいやっていく事になりました。少し偏差値もあがり、志望校も色々と夢を抱くようになります。
ですが、日能研に通うことで精一杯の娘。プリントも続ける事ができず成績も伸び悩びの日々です。


怒涛の夏期講習。午前中課題に取り組み午後は日能研に通う。大人でも大変なスケジュールです。
やはりここでも課題をサボっている事が発覚し一悶着ありました。
しかしここが転機でもありました。
課題で出された算数の共通問題難易度AB表と理社のメモチェを手にした事です。
どちらも初めは半分も解けず散々な解答結果でした。


9月、目標に定めた学校の過去問に初めて取り組み、まだ過去問に手を出す段階ではないと思い知らされました。
ボロボロです。基礎が足りていない、その一言に尽きます。
娘本人も危機感を感じたようです。そこから毎日の演習に力が入っていきました。
毎日の漢字練習、夏期講習で手にした共通問題を毎日こなし、解けない問題を潰していく作業、社会が得意な父に解説をしてもらいながらメモチェを何周もしメキメキと力をつけました。
とにかく基礎!基礎!基礎!の毎日です。
「解けた!」の声が少しずつ増えて、時折「今日は全問正解だよー」と笑顔での報告もありました。


11月も後半に入り、やっと過去問に手をつけ始めました。算数が弱点ではあるけども3回に一度は合格最低点を超えるように。
12月
最後の日能研全国公開模試。頑張っているのは明らかです。
それでも偏差値は41でした。目標に定めた学校の偏差値は50。合格判定画面ははるかうえに・・・決意が揺らぎます。

ですが、力が付いてきているのは両親本人ともに強く感じていました。
今はもう数字に囚われずに目標にだけ目を向けていくことにしました。

そして迎えた1月校、
算数1科目受験ができるS校
チャレンジではありましたが苦手の算数。得点ゾーンは8割越えで合格!
これは大きな自信となりました。

通いたいと思える素敵なS校に合格出来たことで、既に出来ていた2月校の出願プランに欲が出てきます。

2月1日午前 第一志望校
午後 安全圏校

この午後の安全圏校を、本人が行きたいけれど諦めていたチャレンジ校に変えてもいいのではないかと。
試しに初めてチャレンジ校の過去問を解いてみると9点届かず・・・でも、算数以外は合格平均点を超えている。
これは・・・闘えるかもしれない。
先生に相談、背中を押してもらいました。

本番一週間前の事でした。

そこからは先生から頂いたアドバイスに従い、弱点の算数対策に銀本から同じ偏差値帯の学校の一行題を抜粋し解いて本番に臨みました。

2月1日
午前中の娘のコンディションはよろしくありませんでした。試験を終えて出てきての発言は「お腹痛い・・・」
不安がよぎります。
昼食休憩の間、持参した膝掛けで身を包み目を閉じて休憩。
午後校に向かう娘の顔は午前に比べ少し緊張が和らいだようでした。
学校に入っていく娘を見届け、、待機の間私たち両親は少しでも徳を積むか!と献血しました。
どうしてもソワソワしてしまう待機時間。献血はいい気分転換になったと思います。

そして、試験を終えて出てくる娘を迎えます。
表情が明るい!「全部書けたよ」の言葉に期待してしまいます。

結果は
2月1日午前 不合格
午後チャレンジ校 合格!!!!

ほんの1週間前まで無理だと思っていた学校に合格をいただく事ができました
最終偏差値から10ポイント以上上の学校の合格を得たことは大きな自信となりました。本人の努力は前提として、それを引き出していただいた教室の先生方のご指導に心より感謝申し上げます。
今後も寄せられたドラマを、各カテゴリーに随時アップしていきます。
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