6年の冬期講習が始まるクリスマスイブに、娘にとって最愛のおばあちゃん(私の母)が突然余命宣告を受けました。
この時まさに受験直前期。これからどうなってしまうのだろうと本当に不安で一杯になりました。
この時から、私は新幹線で東京と地元を行き来する日々。娘の受験にしっかり寄り添うことができず(いや、勉強をちゃんとやっているのか見張ることができず)、葛藤する毎日でした。そして埼玉受験の前日、おばあちゃんは天国へ旅立っていきました。
こんな状況で受験は大丈夫なのだろうか…と不安を抱えたまま送り出しましたが、見事合格。
実はおばあちゃんにお下がりでもらった髪留めをポケットに忍ばせて、その髪留めをつけて入試に臨んだそうです。
自分なりに考えて、気持ちを落ち着かせる工夫をしていたことを知り、いつの間にか少し大人になっていたんだなと実感した出来事でした。
その翌週に娘は祖母の葬儀に参列し、2月の東京受験に臨みました。(葬儀の時も本当に色々と助けてくれて、成長を感じました。)
こんなに感情の揺れ動く状況の中で、娘は本当によくやりきったなと心から思います。
思い描いていた受験期間とは全く違うものになりましたが、人生は本当に予測不能だということを私も娘も学びました。
皆さんもこれから受験本番まで、様々な予測不能な出来事と向き合うことになるかもしれませんが、子どもは大人が思うより強いです。なので子どもを信じて、最後まで駆け抜けてください!
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