「2月1日に受験する学校って変えられないの?」と息子が聞いてきたのは、受験日の2週間前。
もうすでに全ての出願と入金が済んでいる状況でした。
親としては2月1日に安全校を合格してから、2月2日にチャレンジする予定だった学校。
少し戸惑いましたが、普段自己主張をほとんどしない息子が、やっとやる気になったのかと喜ばしくもありました。
その学校には3日程全てに出願しました。
2月1日の受験が終わり、夜19時、学校のホームページの合格発表で息子の受験番号がないのを見て、不安が押し寄せました。
やっぱり安全校を受けておけば良かったのでは?もっと勉強時間を増やすべきだった?過去問のふり返り不足?など色々考えが巡りましたが、当の本人は落ち込む様子を見せませんでした。
その日は普段より多く勉強するということもなく、普段通り早く寝ました。
2日目の受験も無事に終え、夜19時の合格発表、また番号がありませんでした。
いよいよ心配になってきました。
すでに合格済みの学校に入学金を支払いました。
息子は相変わらず冷静で、その日も普段通り早く寝ました。
3日目、最終日程の受験を終え、正直もうダメだろうと思っていましたが、夜19時に息子の受験番号があったのを見て、見間違えではないのかと何度も確認しました。
やっと息子の笑顔が見れました。
不安な素ぶりも見せずクールに戦った息子を誇りに思います。
最後まで諦めないことの大切さを息子を通じて実感できた貴重な体験となりました。
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