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親と子の栄冠ドラマ -中学入試体験記-

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得意科目で勝ち取った合格

  • 年度:2025
  • 性別:男子
  • 執筆者:
息子は3年生の終わりから日能研にお世話になりました。
4科で始めましたがサッカークラブにも通っており、宿題が追い付かないためすぐに2科に切り替えました。週末のテストも受けたり受けなかったりでしたが、5年の終わりごろから受けるようになり、クラスも上がっていきました。

受験に本格的に取り組むためサッカーをやめ、4科に変更しました。すると遅れをとった理科・社会が足をひっぱり、クラスもどんどん下降、なかなか追いつけずにいました。

夏休み前にいくつか学校見学し、「大学合格実績」と「算数1科受験がある」ことから攻玉社中学校を第一志望としました。このころ4科の偏差値は40程度で、算数が唯一50程度でした。

夏休みは算数はがんばったと思います。428題の共通問題を、1日20題ずつと決めて朝から取り組みました。サボる日もありましたが夏休み中にすべてやり切り、これで算数により自信がついたと思います。
夏休み明け、算・理はのびてきましたが、社会だけはどうしてもやる気が起きないようで、親が何度も言ってしぶしぶメモリーチェックを1ページ、といったところで、テストは平均点のはるか下でした。攻玉社の日特も基準を満たせず、参加できませんでした。

日能研全国公開模試もさんざんな結果でしたが、算数が高得点をとれるようになっていき、12月最後の公開模試でやっと4科偏差値が50を超えました。過去問は算・理のアドバンテージを社・国で食いつぶす感じで、一度も合格最低点に届きませんでした。

1月のお試し受験では安全校を2校受け、無事合格。ただ本人曰く片方はチャレンジ校にして不合格をもらっていた方が、ヤバいと思ってスイッチが入ったかもとのことです。

「実感が湧かない」といいながら迎えた2/1の攻玉社第1回、会場から出てきた息子は意外とけろっとして「ぎりぎりいけたと思う」との感想。手応えがあったのかと喜んでいたのですが、夕方結果を見ると不合格でした。最初の不合格にかなり本人は落ち込み、親としてはやはり甘くないと痛感しました。2/1PMの抑え校は合格したのですが、気分は晴れないまま2/2を迎えました。

2/2は第二希望(高輪中学校)を午前・午後(算数)の2回受験し、過去問も攻玉社よりは点数がとれていたためどちらかは受かるだろうと期待していましたが、結果は両方不合格。三度の不合格はかなりこたえましたが、一度目よりは二度目、二度目よりは三度目の方が立ち直りが早く、算数午後は結果を見る前から「落ちているかも」といって、翌日の第三希望(成城中学校)に向けて勉強をはじめました。この切り替えが良かったのだと思います。塾の先生から「MY日能研に1次の問題がアップされているから見ておくように」とアドバイスいただき、社会が意外と解けて自信につながったようです。

2/3は昨日とは打って変わって「行くぞ」と気合十分。受験後は算数はよくできた、社会はまあまあとのことで、手応えはあったようですが合否発表を見るまでは不安そうでした。結果は見事合格!親子で抱き合って喜びました。本人はかなり嬉しかったようで「もうここでいいかな」と。全受験を通じてこの合格が一番嬉しかったそうです。

ここで一つ決めなければいけないことがありました。それは2/4に第二希望にリベンジするかということ。2/5には攻玉社算数というラストチャンスひかえており、これに向けて体力・気力を温存するか、少しでも可能性にかけて2/4出願するかの選択でした。親子で悩みましたが、成城の合格をもらっていたことで2/4は受験しない選択としました。
2/4は算数の勉強のみでだいぶ気楽になり、親から見ると気合に欠ける気がして「塾に行ってみたら」と提案しました。本人は気が乗らなかったようですがとにかく行かせ、先生に電話し「ハッパかけてください」とお願いしました。3時間ほどで帰ってきましたが、算数の先生や他の子との勉強で気合が入ったようで顔つきが変わった気がしました。

2/5当日、いつもと変わらずあまり緊張していない様子の息子を送り出しました。親はハラハラしながら試験時間をすごしました。試験終了後、手応えを聞いてみると「かなりできた」とのこと。親としては「これで不合格でも、力を出し切ったようだから悔いはないだろう」とホッとしました。算数の猛者があつまる試験、不合格の可能性の方が高いと心に言い聞かせながら夕方結果発表、息子がクリックすると見事合格!親子で歓喜しました。

振り返ってみるとやはり算数が大きな武器になったと思います。半面、社会がこれほど足を引っ張ると思いもしませんでした。普段からニュースなど社会に興味を持たせる会話をしておけば、というのが反省点です。また短期決戦なので気持ちの切り替えが非常に重要だと思います。受験生の皆さん、がんばってください。
今後も寄せられたドラマを、各カテゴリーに随時アップしていきます。
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