ほぼ2年間ほぼ毎晩、眠る前に、みなさんが投稿されていた栄冠ドラマを愛読していました。
涙を流しながら何度も読んだものもありました。
お父さんやお母さん、みなさんの熱い思いがダイレクトに伝わるこのページが好きでした。
何度も励まされる一方、「こんなの真似できない!」と斜に構えたこともあります。
受験が終わり、今度は自分の番ですのでみなさんの参考になりたい一心で投稿してみます。
数値的なことを淡々と申し上げると、息子が日能研に入塾した新5年生直後の2月の日能研全国公開模試偏差値は、52でした。うーん。微妙ですね。御覧になっている方、お気を悪くしないでほしいのですが、そのころ母の私が思い描いていた学校は、R4で67でしたので、お察しいただけるのではないかと思います。
偏差値52ですと、RクラスやMクラス、ましてやTMクラスではないということです。
「偏差値なんて参考値にしかならない!」
本当にそうでしょうか。
終わってみて思うのは、日能研のR4偏差値はものすごい精度だということです。自分の息子も、クラスの子たちも、見事に本物の、R4偏差値通りの結果を叩き出しています。
どうか今後のみなさん、偏差値に一喜一憂してください。息子さん娘さんのありのままの偏差値に注目してください。
先生も塾長さんも「成績に一喜一憂するな」というかもしれません。でも数値は残酷にさまざまのものを映し出す鏡でもあります。
話を続けると、息子は、5年の途中でRクラス(Mクラス)にあがり、5年の後半偏差値は最高で59。6年前半で62。6年後半で65でした。ただしいずれも瞬間最大風速値ですので平均はもっと低いです。実力値としては、彼は60~62くらいだろうと考えていました。
そして見事に、そのままの結果で受験を終えました。
励まされた方はいないかもしれません。でもどうか、つらい思いをする親子が少しでも減りますように。試験を受けるのは子どもですが、受験の参謀は親(と塾側)です。不合格が続くとしたら、それは、参謀がダメだということです。
自分は成功したかといわれると、ちょっと失敗です。「もしかしてイケるんじゃね」と夢見た部分だけが、失敗しました。「僕は僕なりに頑張っている」が口癖だった楽観的な息子を傷つけてしまったなと思っています。それだけは、大きなトゲとなり、心に刺さっています。
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- 今後も寄せられたドラマを、各カテゴリーに随時アップしていきます。