1月受験。
スマホに表示される「不合格」という文字。
4回も続くと、うちのスマホは「不合格」しか表示されないのか?と思えてきました。
5回目の合格発表の瞬間、子どもは声を出して泣いていました。
でも、娘の本番は2月1日。
チャンスは2回。
迎えた初日。
苦手な算数の手応えは感じたものの、スマホに表示された文字は「不合格」。
2回目の発表は、これまでの娘の頑張りが思い出されて、結果を見る前から涙が出そうでした。
祈りながら見た結果は、「不合格」。
娘は声を出さずに泣いていました。
なんとか本人を説得して、自分で先生に結果報告をすると、
先生から、翌日の3回目の受験を勧められました。
娘も親も泣きながら先生の話を聴き、3回目の受験をすることに。
娘は、もう一度チャンスがあることに気持ちを立て直し、3回目の受験にチャレンジしました。
結果を待つ時間は、これでダメなら悔いはない、踏ん切りがつく、という吹っ切れた感覚と、
やっぱりこの学校に行きたかった、行かせたかった、という未練とが交互に襲ってきました。
最後の合格発表。
娘は1人で自分の結果を確認しました。
「不合格」という文字を見過ぎると、
「合格」という文字の意味を忘れるようです。
喜びで泣くのかと思ったら、喜びしかありませんでした。
昔から散々言われてきた「最後まで諦めない」という先人の言葉。
親になって、その意味が初めて実感として理解できた気がしました。
それを12歳で経験した娘には、この先も泥臭く、粘り強く歩んでいって欲しいと思います。
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