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親と子の栄冠ドラマ -中学入試体験記-

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「勝者」とは・・・

  • 年度:2025
  • 性別:女子
  • 執筆者:
4年生の日能研全国公開模試、偏差値30未満のスタートでした。
TVドラマ「二月の勝者」に影響され中学受験を志した娘。

入塾基準を満たさず、「勝者」どころかスタートラインすら・・・と絶望でした。

なんとか入塾はさせてもらえたものの毎週毎週、奮わない結果に娘は号泣。
成績順に机を並べられ、屈辱を味わう日々。

つらかったね。

でも、辛くて泣くよりも悔しくて泣くわが子は中学受験を楽しむ才能はあったようです。
よくぞ耐えたし努力したと思います。

先生がノートの取り方を褒めてくれました。
少しずつ席が前になっていきました。
気づいたらランキングにも名前が載っていました。

もちろん順風満帆なわけもなく、山あり谷あり。
親子喧嘩もたくさんしました。
良い友人や先生方に恵まれて幸せに3年間を過ごしました。

いよいよ迎えた入試直前。
スタート時から考えたらダブルスコア!?以上の偏差値校をお試し受験しました。

結果はなんと・・・一点差での不合格。

悔し涙を流す娘。

父親の私は、はじめこそ勉強を教えましたが・・・いつの間にか立場逆転。
私など到底解けない難問に果敢にチャレンジする娘を見て、しみじみ成長を噛み締めています。


この体験記は第一志望校の受験日に保護者控室で入試結果が出る前に書いています。
あと1時間ほどで中学受験が終わります。

この先たとえどんな結果であっても、こわくはありません。

わが子を受け入れてくれる学校が最良、最善の進路です。
そして、娘と妻の頑張りは私の誇りです。
これは揺るぎません。

試験終了前にこの境地に辿り着けた私は、勝手に「勝者」だと思っています。
娘とともに親としても成長できたのかな。

僭越ながら中学受験に臨むお父さんにお願いしたいことを記します。

仕事が忙しくとも、最初から最後まで家族みんなで受験に関わりましょう。

と言っても勉強を教えることではありません。
※私はむしろやらない方がいいと思っています。

家事、お弁当、お迎え、できる範囲でありとあらゆる関わりかたがあります。

そして、日頃から家族でよく話しをすることを強くおすすめします。

我が家は家族みんなが同じ第一志望校。

一つの目標に向かい全力で取り組んだことで絆が深まりましたし、全員だったからこそ感動の度合いが桁違いです。

親のサポートは重要です。醍醐味です。

中学受験は楽しかったです!
今後も寄せられたドラマを、各カテゴリーに随時アップしていきます。
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