私は4年生から日能研に通い始めました。
4年生では1列目に座ることがとても難しかったのですが、5年生からは1列目に座ることが多くなりました。そんな中、5年生難関校研究講座の基準に達しているということで日曜日にテストを受けたあと、その講座を受けるようになりました。そこで私は「1列目に座りたい」という目標を掲げました。その願いは前期の間(8月まで)に叶えることはできませんでした。しかし、それ以上のことを私は5年の前期に与えられました。それは、雙葉中学校との出会いです。夏休みの間に、学校を調べるという宿題があって、2校を調べることになっていました。1校目は女子御三家の中から、2校目は自由でした。5年生の頃から鴎友学園女子中学校に興味を持っていたので2校目はすぐに決まったのですが、1校目はどこにするか迷いました。なぜその中で雙葉中学校にしたのかどうかはあまり覚えていませんが、調べるために私は雙葉中学校の文化祭に行きました。そこで大人しくて優しいというイメージは変化しました。文化祭に行ったとき、丁度校庭でダンス甲子園が開かれていて、観客の雙葉生が楽しそうに笑ったり歓声を上げたりしている姿を見ました。その時、楽しそうだなと思うと同時に、私もその輪に入りたいと強く感じました。その日から私の第一志望校は雙葉中学校となりました。
5年生の冬休み前くらいに日特の案内が来ました。私は現在の偏差値とほとんど基準値が同じ、「マスター選抜日特に行きたい」と思いました。日特のために自分の平均偏差値を大きく下げることがないように一生懸命に勉強しました。栄冠への道で基礎力を高めたり、日能研全国公開模試の算数でいい点を取るための方略をしっかり考えたりと、とにかくマスター選抜日特に行けるように奮起していました。その努力によって6年生の前期は、マスター選抜日特を受けることができました。
6年生の後期の日特はもちろん雙葉日特でした。雙葉日特のMクラスで一番になることを目標に勉強を続け過去問も始めました。雙葉日特では雙葉中学校を第一志望校とする友達を作ることができました。その子はマスター選抜日特から一緒だったけれど、話したことはありませんでした。しかし、近くの席になったときに話しかけてみるとすぐに友達になることができました。同じ学校を志望校とする友達ができたことで一緒に合格しようという気持ちが芽生えました。
1月入試が始まり、千葉入試は20,21,22と3日連続の受験でした。第三希望である市川中学校を受験しました。22日に受験が終わったあと、結果を見ると「合格」。嬉しかったです。でも、気が緩んでしまわないように雙葉中学校に行きたいという気持ちを再確認して雙葉の合格に9日間を費やしました。最後に自分を奮い立たせてくれたのは日特の壮行会で話した、日能研を卒業した雙葉中学校の先輩です。可愛くて優しい先輩を見て、絶対に雙葉中学校に行きたいと強く思い直しました。壮行会では友達と採寸日か入学式で会おうと約束しました。
2月1日。緊張しながらも、大好きな雙葉中学校の入試問題を最初に解ける人たちの中の一人であることを嬉しく思いながら受験しました。一秒も無駄にしないように自分の実力を出し切りました。2月2日の受験が終わって、とてもドキドキしながら母と合流すると「雙葉、合格したよ」と言われ雨の中、飛び跳ねました。その喜びは一生物だと思います。今までの努力が報われたことが何よりも嬉しかったです。
そして、採寸日。友達が受かっていることを信じて、四ツ谷の駅前で会えるかどうか分からない中、30分くらい待ち続けた結果、会うことができました。見つけた時、嬉しくて抱き合いました。約束を果たせて晴れ晴れとした気持ちになりました。
いつでも目標を掲げて高いところを目指し続けるモチベーションを持つことがとても大切だと思います。私はこの3年間で何度も目標を掲げてきました。その目標を達成しようと努力し続けることはこれからの人生においても役立つことだと思います。
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- 今後も寄せられたドラマを、各カテゴリーに随時アップしていきます。