1月入試。
同じ学校で複数回受験ができた。
1回目も、2回目も残念。連日だったので本人にも疲労感。
3回目で合格画面を手に入れた。
【ここに行ってもいいな】
という気持ちもあり、正直、2月までの勉強には身が入らなかった。
ゲームもしたし、YouTubeも見ていた。
「こんなんじゃ受からないよ」という言葉を何度も飲み込んだ。
本人がいないところで、入浴中や布団の中で、何度も何度もつぶやいた。
それでも、私の仕事を完全リモートに切り替え、
学校も休みながら、1日中、喧嘩もしたり、気分転換したりして、
苦手な理系科目(算数と理科)の過去問とトレーニングプリントに毎日毎日取り組んだ。
2/1を迎えた。
科目入試で、第一志望と第二志望の学校。
同日中に結果が出た。本人は早く寝させ、大人だけで結果を見た。
2校とも残念だった。
2/2を迎えた。
第一志望の学校で午前科目入試、午後特殊入試。
お昼ごはんを校内で食べながら、本人は「自分の得意領域は特殊入試だから」と、気持ちを楽に構えていた。
午後も終わって迎えに行くと「(悪い意味で)ごめんなさい、先に謝っておきます・・・」と。
翌日は午後から別の学校を受験予定だったこともあり、
今日の結果は一緒に見たい、とのこと。
それぞれ、午前入試が21時、午後入試が23時の発表予定だった。
晩ごはんを食べお風呂に入り、21時。
残念な画面が表示された。
この時点で、23時までは体を休めたい、また起こして、と、いったん就寝した。
だいぶショックだったのだろう。
迎えた23時。夫と私で、リビングで画面を見た。
合格。
深夜にもかかわらず大声を出して「やったー!」と、私が泣いた。
寝ぼけまなこの息子もたたき起こす形で、喜びあった。
普段あまり涙しない夫も、一番行きたくて、一番得意にしている領域での合格に、「息子らしいな」と、涙していた。
同校の特殊入試は、資料を読み解き、
自分のアイデアや意見を述べるというスタイルのもの。
また、理系科目に力を入れているので、算数入試もセット。
もちろん、科目勉強も大切なのだが、
普段から、口達者でちょっとイラっとくるくらい自分の意見を持っていたり笑、
図工や絵画、自宅での工作やマイクラでのワールド生成など、創造力が養われた賜物だなと実感。
それに加えて、それまで苦手だった算数の克服にと、
6年から日能研の算数演習講座を受け、本当にぐんと点数がのびた。
受験期間中、楽に構えているのは、息子自身の心持ちが本当にすごかったな、と今は思える。
大人が一番不安がっていたかも。
息子らしい合格、本当におめでとう。
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