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親と子の栄冠ドラマ -中学入試体験記-

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泣いて笑って、ありがとう

  • 年度:2025
  • 性別:女子
  • 執筆者:
「本日天気晴朗ナレドモ波高シ」そんな気持ちで迎えた2/1だった
娘はこの数日間のためにどれだけのモノをあきらめたのだろう
「受験」という未知の世界に勝負を挑む生まれて初めての経験
最大の敵は自分であり必ず結果が出てしまうどんなに頑張っても酷な物語になるかもしれない
父としては小学生だものアハハーと過ごすのも一興だと思っていた
だがある日、挑みたい!と言われた
娘を一言で言うと「ごく普通」だろう
アニメや今どきの動画が好きで学力は可もなく不可もなくだった
そして4年生の時に日能研F校にお世話になる事に
入塾、ただ決戦日はまだ遥か先だ
一段一段登っていけばよい当時はそんな風に思っていた
少し経つと色々見えてきた
クラスは常に真ん中あたり苦手科目は算数と理科で国語と社会は普通、余談だが私と出来の感じがそっくり
すまんな娘、父は鳴かず飛ばずだったぞ
この頃からやはり父は教えることが出来なくなっていた
5年生後半、鬼門の算数の点数が目立って悪くなった
「わからないことをそのままにしてる事」が容易に想像できた
ただ年頃の娘だ、先生に聞くのも簡単にいかなかった
それと比例するように成績も落ちてきた
偏差値45前後

しかし結果その事が功を奏する
日能研の先生方が性格や学力、姿勢で判断してのクラス替えがあった
ただそこで基礎を徹底的にやり込めた
しばらくすると模擬試験での算数も善戦しだした

6年生に入り目標の中学を決めることになった
10月の時点で49まできていた
本人は大妻中に行きたい!と言っていたが55~58でとてもとても高い壁
普通は3前後下を受けるのが一般的らしい
一回目の面接は本人の希望と離れていた為、様子を見ようとなった
そこで強く言われたのが「本人の意思」が大事ということ
例え届いてなくても最大のモチベーションに繋がると、それをその日の夜、娘にゆっくり伝えた
珍しく黙って聞いてくれた
そうだ今やれることをやろう

たぶん偏差値50で50の学校で満足できる人はあまりいないと思う
人間は手が届きそうな所に背伸びをしがちだ
月並みだが私たちも然りだった
12月初旬52まで伸びていた
父は寝ていたが家でも妻と夜遅くまでやっていた
今思うとこの辺から姿勢がだいぶ変わってきていた
暮れから爆伸びする子もいますよ、と言われていたので淡い期待もあった
最後の面談でギリギリ大妻中学校のOKが出た
本命【大妻中】大きな目標!だが視界には捉えた

ここで冒頭を約すと「晴れて見通しは良いが波が高い」日露戦争での海軍、秋山真之の電文で、波は高いが訓練をたくさんしたので負けません!と解釈できる
いっぱい勉強したんだ、頑張れ娘!

昔と違って今はその日に結果が出る所が多い
2/1 大妻中と抑え校
戦果はその日の夜ホームページからすぐわかった
両方撃沈
大泣きする娘、放心状態の妻、まさに地獄絵図
やはり受験は甘くないな、日能研に報告をする
ただ、まだ終わったわけじゃない!そう渇を入れる私もかなり不安だ

2/2は抑え校を二校受けた
19時、発表の一校目、撃沈
大泣きパート2だ
放心状態パート2の妻が日能研に電話して翌日の対策を練る
ちなみに翌日は再度、大妻中の予定だったのだが3連敗は響いた
対策後、受かって自信をつけるために明日の午前は42の学校を受けてみては?との話だった
日能研の先生方は遅くまで見守ってくれてて有難かった
その学校をリサーチ、願書は23:59までに出せばよかった
そして22時もう一つの抑え校の発表
すでに「抑え」ではなくなっていたのだが、怖くて見れないという妻に変わって私が見ることに
ポチッ お、画面に小さい桜が咲いていたよ
今度は嬉し泣きの番だ!
久々大きい声が出た、ワーキャー言って三人で輪になって喜んだ
すぐ日能研に、電話の向こうから傍にいた先生方の歓喜の声が聞こえた、嬉しかった

抑えが受かったことで再度目標変更
2/3 本命 大妻中
娘も心は軽くなっていたみたいだ
ホント1つ受かるとこんなにも違うのか
帰ってきて出来を聞いたらイマイチなんて言っていたが
19:00 大妻中 発表
奇跡が起きた
また桜が咲いていた!あの大きな大きな目標だった本命に受かったのだ!
間違っていたら、、と思いすぐに入学金を振り込む姑息な父
昨日のこの時間は地獄絵図だったのにね
日能研の先生方も大変驚きすごく喜んでくれた

みんなで掴み取った合格
その中心でよく頑張ったな娘
結局三校とも一回目で落ち二度目で受かる心臓に悪い初受験、そういう所だぞ娘
娘は極端に運が良かったんだろう
ただ総じて受験とはそういうものだそう
大事なのは一生懸命取り組むことで合否はあるにしても必ずその後の人生に役に立ちますからね
どの道に行っても頑張ったみんなが笑顔で迎えられる春になりますように
ご参考にしていただければ幸いです
以上、我が家の受験奮戦紀でした
今後も寄せられたドラマを、各カテゴリーに随時アップしていきます。
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