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親と子の栄冠ドラマ -中学入試体験記-

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こうやって弱点を克服しました
入試直前、今できる事
日能研が心の支えになった

画面の向こうの話じゃない。

  • 年度:2025
  • 性別:女子
  • 執筆者:本人
こんなの、テレビの画面の向こう側の話のはずだった。
不合格。昭和学院秀英中学校の入試終わりの疲れた目に飛び込んできた三文字。第ー志望校の市川中学校は不合格。市川中へ行きたいという思いは強く、絶対に合格してやる、と思っていた。確かに偏差値は57、届くはずがない。でももしかしたら、と期待していた先の不合格。ショックどころじゃなかった。

次に向けて頑張ろうと思えるタイプではなく、すっかり落ちこみ夜まで部屋にこもったままだった。まだ2回入試もあるし頑張ろうと言われても、疲れきっていてもう勉強したくないと思っていた。

昭和秀英の合格をきっかけに次の日からは、わずかな希望と市川中のシャーペンをもち、2週間後の2回入試に向け勉強した。歴史は苦手だったため、年表の市川中で出たところに印をつけ、毎日1世紀ずつ増やして覚えた。算数はミスを減らす目的で基本問題をたくさん解いた。解いているうちにわからなかったときの前の問題の使い方もわかってきた。点PとQは動くのに対し止まっていた手が、だんだん動くようになってきた。

いよいよ市川中の2回入試。やれることはやり切った。あとは全力を出すだけ。不思議と緊張はせず、自信を持って試験に臨んだ。結果は———合格。

諦めず努力し続ければ、いい結果が待っている。そんなのはテレビの画面の向こう側でしか起こらないはずだった。でも、夢は現実に、不合格は合格になった。私は「頑張っている子には必ずご褒美がある」という、日能研の先生の言葉に励まされた。これを読んでいる受験生の皆さんも、合格というご褒美を手に入れてください。市川中から、応援しています。
今後も寄せられたドラマを、各カテゴリーに随時アップしていきます。
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