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親と子の栄冠ドラマ -中学入試体験記-

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偏差値40からの合格

  • 年度:2019
  • 性別:男子
  • 執筆者:
日能研に息子が3年間お世話になり、日能研の皆様の指導のおかげで第一志望に合格することができました。
しかし、息子のやる気は6年生の夏を過ぎても出ることはなく、なんとなく授業を受けているだけのような普通の小学生でした。
成績は5年生では平均偏差値44、しかも理科は偏差値29をとるような成績でした。
受験への意識が全く目覚めず、成績は平行線をたどる一方でした。
6年生の夏を過ぎても、偏差値は45を超えず、夏期講習の直前から一番下のクラスに落ちました。
特に国語が大の苦手で偏差値は40を超えればいいほうで、漢字・語句は模試のたびにほぼ全滅という状況でした。

そこで、学習方法をいろいろ変えてみました。

●やり方を変える
従来のやり方を変え、新しい問題演習よりも、間違いた問題を2度と間違いないよう「間違いノート」を作りました。
ここから、成績がはっきり変わっていったことは間違いがありません。
そして、毎日やることをルーチン化し、毎日のやることを明確化していくことを日課にしました。

●「間違いノート」について
息子の「間違いノート」は、科目ごとのノートではなく、「すべての科目」の間違いたところ、気になったことを記入するノートにしました。
このノートを見直す(眺めるだけでもOK)習慣をつけ、自分が間違った場所、覚えなければならないことを記入し、いつもこのノートに戻る習慣をつけたのが大きかったと思います。
例えば、国際機関のアルファベット略称や、文学作品の作者等記憶しなければならない問題に対し、見直すこと・眺めることは非常に役立ちました。

●10月からの取り組み:国語
漢字:模試ではいつもほぼ全滅という状況でした。
そこで、日能研発行の『漢字マスター1095題 6年 (漢字マスターシリーズ)』 を1日8ページ行うことを毎日のルーチンとし、2週間前後で1周廻すようにしました。そして間違いた漢字を、「きれいな字」で「間違いノート」に転記させました。
なお、問題をコピーするのは大変なので、直接記入させました。そして2周目として同じ問題集を購入し、もう一度同じことを行いました。
そして、3周目は間違いた問題だけをテスト形式に紙に作り直し、再度テストを行いました。
3周終わると、「間違いノート」に書かれている問題を毎日20問程度出題し、繰り返し繰り返し行いました。
これにより、やっと12月に模試で間違いる漢字は1問ミスとなりました。
また、日能研で出されたテキストの語句課題をいつまでに終わらすというスケジュール目標を逆算でスケジュール化し、まいにちコツコツとインプットし、間違いた部分を同じように「間違いノート」へ転記していきました。

読解問題:夏までは、まったくダメでした。
国語だけは、ユリウスにもお願いをしましたが、本人と模試を見直すなかで気が付いたことがありました。
語彙力が全くないのです。特に、抽象的な概念はまったくわからず、また、対義語の概念さえ分からなかったようです。大人は当たり前のように知っている言葉を息子は知りませんでした。
読書で補えれば一番ですが、10月となると時間がありません。
そこで『ふくしま式「本当の語彙力」が身につく問題集』を購入し、私と一緒に1日6ページ程度対義語を繰り返し覚えることとしました。対義語の概念ができると、文章の構成や言いたいことが分かるようになってきたのか、だんだんと読めるようになってきました。この1日6ページのインプットを3回くらい繰り返しました。当然わからない言葉・間違いた言葉は、「間違いノート」に記載していきました。
最終的には偏差値では50になりました。これでも6年秋までは偏差値38ですから、短期間で成長したことになります。

●10月からの取り組み:算数
4科目のなかでは偏差値50にちょっと欠けるくらいと「比較的」できるほうではありました。基礎はできるのですがケアレスミスも多く、応用問題になるとさっぱりできない状況でした。
ですので、基礎固めから応用力をつけることを行いたかったため、日能研での算数演習講座で使っていた『算数演習講座 ステージⅤ』の日能研の問題集を最大限利用することとしました。しかし、このテキスト(算数演習講座)をすべてやり直すとなると、通常の日能研の宿題に加わることになるので、量的・時間的にも、そして本人の精神的にも短時間では絶対に無理と判断したため、以下の方法で行いました。

計算問題:テキスト1回につき4問ありましたので、12月まで毎日続けました。比較的問題の難易度が高いこの問題集の4問は適当だったと思います。何度も同じ問題を繰り返し解きました。

演習問題(文章問題):1周目 偏差値50の人が60%できるゾーンの問題を最難関レベル問題とし、ここから簡単な問題を6問えらび、講座数の15日間毎日続けました。なお、間違いた問題には印をつけておきました。
2周目 今度は偏差値55の人が60%できる問題を最難関問題に設定し、再度6問程度を選び1周目と同じように毎日続けました。当然前回間違いた問題はもう一度繰り返すことになります。2回繰り返すとかなりできるようになってきます。
3周目 3周目からは、今までの2回分を1回分として、今度は偏差値60の人が60%できる問題を6問×2回選び、今までに間違いた問題も加えました。これを続けました。
4周目も、同様偏差値65の人が60%できる問題を同様に続けました。

これら繰り返しの演習により、成績が飛躍的に伸びることとなったことは間違いがありません。この実力ぎりぎりの演習を毎日続けることによって、最終的には12月で算数の偏差値は58程度まで上昇しました。

●10月からの取り組み:理科・社会
模試の結果で、理科は「星座・天体・化学・生物」、社会は「地理」という苦手な分野が分かっていたので、まずはその点を日能研の6年生のテキストで最初から復習しました。なんとやっていない問題が多いことかとこの中で気が付きました。
ひとつひとつ課題をインプットしながら演習を行い、「間違いノート」への転記を繰り返しました。
12月から6年生の模試を復習し、模試に付随しているオプション問題(MY NICHINOKEN)の演習も行いました。また日能研で苦手分野の問題をいただいたり、MY NICHINOKENで苦手分野の問題を印刷して苦手分野の克服に努めました。また、わからない問題は、日能研の講師の方に詳しく解説いただいたり、また丁寧な過去問指導を行っていただくなどして知識の整理を行いました。

●12月の模試
12月の最後の模試で、初めて4科目の平均偏差値が52と50を超え、志望校判定で初めてR4偏差値を超えることができました。
しかし、前年との模試の志望者比較で、志望者数は減らずとも、志望者の層が上位になっていることが明らかになっていました。
よって、気を抜かず、引き続き繰り返し同じテキストを繰り返し演習を行っていきました。

●過去問へ取り組み(12月末から)
志望校の問題は5年すべて取り組みました。点数配分や難易度からして、国語・社会・理科は、あまり差が出ないと考え、とにかく合格者平均点を目指していきました。
しかし、算数に関しては、志望校では受験者平均と合格者平均には、毎年15点以上の差があったため、合格者平均で満足するのでなく、20点以上の差がつけられるかを目標に問題に取り組みました。
1月中旬で、やっとその目標が毎回達成できるようになり、合格の手ごたえが出てきました。そして4科目全体としては前年合格者の最低点ではなく、前年最低点を25点上回るように過去問にあたりました。

●1月の過ごし方
とにかく風邪・インフルエンザにかからないように、手洗い・うがいは徹底しました。
しかし、母親が2日前にインフルエンザに罹患し、肝を冷やしましたが、無事に受験でき良かったと思います。

●試験前日から合格
これまで述べてきたとおり偏差値は低かったですが(6年生の平均偏差値46)、12月から1月にかけての成果で、相当程度の実力がついていることは親の実感としてありました。
日能研の皆さんのご指導もあり、やるだけのことはやったという自信と、大丈夫なのかという不安の中、試験当日を迎えました。
信じられない本人談ですが、問題が難しかったのは事実のようですが、算数はおそらく満点だったとのことです。


合格して感じることは、当然のことですが、偏差値の上では、たまたま合格した「運」のように見えます。
合格から1か月以上たった今でも信じられない気持ちになります。
しかしこの合格は、日能研の皆様をはじめとしたご指導と、そして本人の努力の結果だと考えています。

最後に繰り返しますが、あきらめてはいけません。
偏差値が低いからといって志望校を安易に変えることはせず、まずは何ができていないか分析をし、適切な課題をルーチン化すること、そして「間違いた問題を2度と間違いない」ことが肝要かと思います。

皆様の合格を祈念しております。
日能研S校のM先生・Y先生、ほかご指導いただいた講師の皆様ありがとうございました。
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