東急東横線「都立大学駅」にあるトキワ松学園に行ってきました。
学校に行くと、いつも新しい発見がたくさんあります。
たとえば、学校名の「トキワ松」ですが、創立当初は地名の「常磐松」でしたが、戦争の移転の際に当時の校長がカナ文字論者で、『みなに分かりやすく』という意味を込めて、カタカナになったそうなのです。
学校名、1つを取っても奥が深いですね。
そんなトキワ松学園ですが、注目は図書室を使った教科教育。
すごいところがいくつもあります。
*5教科+実技教科+司書教諭で集まって、蔵書本を決めている
ただ単に本を増やすのではなく、
「本当に必要な本」のための会議を毎週行っているのです。
これって、本当にすごいことです。
*図書室での調べ学習が非常に活発
他の学校でも調べ学習をするところは多くありますが、
トキワ松の力の入れ方はすごいです。
中学1年生~高校2年生までの、実技教科も含めたすべての教科で活用。
例)中学3年「松尾芭蕉 奥の細道」
高校1年「モーツァルト」
高校2年「美術のモチーフ探し」などなど
司書が前もって参考資料の収集をしていることも連携の表れだと思います。
(もちろん、自分たちで探す機会もありますよ)
他にもありますが、とても書ききれません…
これらの図書室を通じての学習は、それだけでは終わりません。
調べることから、理解力・想像力・構成力を身につけ、
プレゼンできる力を養っていくのです。
やっているあいだはもちろん大変なのですが、
先生たちの思いは「卒業後のために力をつけてあげたい」ということ。
実際、子どもたちも大学に進学してから、その良さを知るようです。
大学教授からも太鼓判を押してもらえる学習、楽しそうですね。
教室スタッフ/K.M